日誌
防災教室
11月13日(水)3、4校時に防災教室が行われました。今回の防災教室は、福島県赤十字本部、北塩原村総務企画課、北塩原村赤十字奉仕団、北塩原村社会福祉協議会の協力を得て実施しました。
校舎東側の山で土砂崩れが発生したという想定で体育館に避難後、校長あいさつ及び来賓紹介後、遠藤和夫村長様からご挨拶をいただきました。遠藤村長様からは、他の自治体を視察した際に感じたことや本村の実態から考えられる災害など、幅広い知見に基づいたお話がありました。
その後、北塩原村総務企画課の方から、本村で起きうる災害、実際に過去に起こった災害などについて話していただきました。さらに、実際に避難所を開設した際に使用する段ボールベッドの作成や、テント設営を行いました。段ボールベッドの作成では、悪戦苦闘しながら協力して完成させる姿が見られました。テント設営では、実際にテントの中に入って広さや居心地を体験していました。
続いて福島県赤十字本部の方から、災害時の避難所で実際に注意しなければならないことなどについて話がありました。また、実際に避難することになったとき、避難所で必要な物を身のまわりの物(45Lポリ袋・新聞紙)で作る方法の体験として、ポンチョとスリッパを作成しました。作成したスリッパを履いたときと履いていないときの違いがわかるように、凹凸のあるシートの上を歩くなどの体験もしました。
このように生徒達がさまざまなお話や体験をしているとき、別の場所で北塩原村赤十字奉仕団の皆様が、災害時を想定して炊き出しを行い、カレーを作ってくださいました。そして、昼食としてそのカレーをいただきました。非常時の炊き出しを想定しているとは思えない、とてもおいしいカレーで生徒達も体育館の思い思いの場所で舌鼓を打っていました。
おいしいカレーで昼食を済ませた後、段ボールベッドを元の状態にたたんだり、テントを撤去したりしました。最後に行った閉会式では、代表生徒の3年生中川彬瞳さんがお世話になった皆様方にお礼の言葉を述べました。
代表生徒の中川さんがお礼の言葉で述べたとおり、多くの皆様のご尽力を賜ったことでとても身のたる学習や体験をすることができました。