日誌
学校保健講座及び学年保護者会
3月18日(月)に学校保健講座と第1学年及び第2学年の学年保護者会が行われました。
学校保健講座は講師として、福島県警察本部少年女性安全対策課会津サポートセンターに勤務されている花見好美先生をお招きして実施しました。講座の演題は「情報モラル教室 楽しく安全にインターネットを使おう」でした。花見先生は日頃の勤務から中学生、高校生と関わることが多く、ご自分の体験も交えてわかりやすくお話ししてくださいました。
現在、スマートフォンはとても身近になり、小中学生でも所持することが多くなっています。しかし、それに伴ってSNSやインターネットトラブルで事件・事故の被害者になったり、ときには加害者になったりすることも増加しています。しかも、ここ数年で小学生、中学生が事件・事故に巻き込まれる割合が急激に増加しているとのことでした。
だからこそ、子どもと保護者が話し合ってスマートフォン使用に関する家庭でのルールを決める必要があること、保護者が子どもにスマートフォンを与えたという責任の基に「ペアレンタルコントロール」を行う必要があることについての話がありました。
まだご家庭でスマートフォン使用についてのルールを決めていない場合は、今回の講座の内容がはっきりと残っているうちに話し合いの時間を取っていただきたいと思います。
スマートフォンはとても便利な機器ではありますが、使い方を誤ると子どもだからといって許されない事態も起こりえます。そのようなことにならないように、保護者の皆様の見守りと支援の基に、スマートフォン等を扱う生徒自身に適切に利用するための意識を培ってほしいと思います。
学校保健講座の後には、本年度最後となる1、2学年の保護者会が行われました。
【第1学年保護者会の様子】
【第2学年保護者会の様子】
第1学年保護者会、第2学年保護者会ともに平日の仕事がある時間帯にも関わらず多数の保護者の方が出席してくださいました。
それぞれの保護者会場で生徒自身が1年間を振り返って自分の成長したところや、感想を述べる映像が流れていました。生徒自身の言葉からもこの1年間の成長を感じることかできたかと思います。
卒業証書授与式、卒業生の見送り
3月13日(水)に卒業証書授与式が挙行されました。多数の来賓の方、保護者の方に見守られて無事に卒業証書授与式を終え、15名の卒業生が晴れやかな顔で学び舎を巣立って行きました。
在校生及び卒業生による式歌も、これまでの練習の成果が表れ、卒業証書授与式にふさわしい合唱となりました。
卒業式後には、卒業生の最後の学級活動と卒業生の見送りが行われました。前日からの降雪の影響で屋外は足下がぬかるんでいたため、本年度は校舎内での見送りとなりました。
卒業証書授与式を迎えたこの日、卒業生15名の誰1人欠けることなく、そして全員が笑顔で中学校3年間及び義務教育9年間を終えられたことを心よりお祝い申し上げます。
また、これまで陰日向で卒業生を支えてくださいました、来賓の皆様方、地域の皆様方に厚く御礼申し上げます。
「3.11を忘れない集会」及び「ALT、スクールカウンセラーとのお別れの会」
去る3月11日(月)に「3.11を忘れない集会」を行いました。この集会は、14時46分の黙祷から始まりました。本校の鈴木雅彦校長が講師を務め、まず前編では、東日本大震災を皮切りに、熊本地震、能登半島地震について、生徒が状況をイメージしやすいように映像を交えた話がありました。
東日本大震災で福島県民がつらい思い、大変な思いをしていたときに手を差し伸べてくれた方達がいました。そして、自分たちが苦しいときに手を差し伸べてくれた人がいたから、熊本地震や能登半島地震でつらい思いをしている方達に自然と手を差し伸べる福島県民がいること、そこから鈴木校長は生徒達に「あなたにできることは何ですか」「今、しなければならないことは何ですか」という強いメッセージを発信していました。
さらに、後編では鈴木校長が若かりし日に台湾日本人学校に勤務していた頃の体験が語られました。奇しくも鈴木校長は台湾大地震が起きたとき、震源にほど近い台北に住んでいました。普通に日本で教員として勤務していたならば、遭遇することのなかった大地震です。
校舎が使えなくなった日本人学校のために、場所を提供してくれた幼稚園がありました。そこには、「日本人だから」という壁はありませんでした。東日本大震災の際は、鈴木校長の携帯電話には台湾からの着信が止むことがなかったそうです。こうして結ばれた鈴木校長と台湾の人々との絆は今も続いているそうです。「国境を越えても人の思いは変わらない」、鈴木校長が台湾で築いた絆は20年以上の時がたっても途切れることはありません。
そして、これは鈴木校長に限ったことではありません。
日本で行われたWBC第2次ラウンドの台湾戦、「台湾にお礼をしよう」と呼びかけた日本人がいました。「台湾ありがとう」というメッセージを掲げた大勢の日本人が球場のスタンドにいました。これは、台湾大地震の際に台湾に支援を行った日本に対して、東日本大震災が起こったとき、真っ先に駆けつけてくれたのが台湾だったからです。
この試合、厳しい接戦を制したのは日本でした。敗戦の台湾選手には悔しい思いもあったはずです。それにも関わらず、試合後にマウンドを背にして円になり、球場内の全ての観客に対して深々と礼をする台湾選手の姿がありました。日本中の人がその姿に心を打たれ、日本と台湾との絆を実感した出来事でした。
今回の鈴木校長の話を聞いて、忘れてはならないことがある、ということを改めて胸に刻んだ生徒が数多くいたことと思います。
最後に、「おまけ」と称して流されたのが下の映像です。
22年の時を経て、美しい近代の都市に生まれ変わった台北です。この姿になるまでには並々ならぬ苦労があったことと思います。そして、その裏には国境を越えた人々の気遣いや支え合いがあったのです。
本校の生徒には、「相手をいたわる『こころづかい』」、「だれにでも見える『思いやり』」を素直に表せるように成長することを願ってやみません。
わずか1時間とは思えぬほど、貴重な時間となった「3.11を忘れない集会」となりました。
「3.11を忘れない集会」の後、ALTのシャーネル先生とSC高梨さんとのお別れの会がありました。
スクールカウンセラーの高梨さんは、この日が最終週勤務日ということでご挨拶をいただきました。
また、ALTシャーネル先生はこの度、母国カナダに帰国するとのことでした。本校生徒と小学生のだった頃から関わり、英語教育に尽力していただいたことに感謝申し上げます。
スクールカウンセラーの高梨さんには、その温かい人柄で生徒が大変お世話になりました。次年度以降のことはまだ分かりませんが、またご縁があることを願っています。
ALTシャーネル先生におかれましては、母国カナダに帰国してからのますますのご活躍を祈念いたします。
これまで本当にありがとうございました。
3年生を送る会
3月8日(金)の午後には生徒会の企画による「3年生を送る会」が行われました。
まず行われたのは、「ジェスチャー伝言ゲーム」です。上段右端の写真は、生徒会役員による実演を兼ねた説明です。
説明後、3班に分かれて並び直し、ゲームがスタートしました。先頭の生徒が答えを書くボードを持ち、全員が前を向いて並んでいます。後ろの生徒が前の生徒の肩をたたき、肩をたたかれた生徒だけがジェスチャーを見ます。そして、覚えたらまた前の生徒の肩をたたいて……と、先頭まで伝えるゲームです。
上の段中央が先頭の生徒が考えた1問目の解答です。写真をご覧の方は、答えが分かったでしょうか?ちなみに1問目の正解は「ドラえもん」でした。
続いて「伝言ジェスチャーゲーム」2問目です。
2問目の正解が何か、写真をご覧になってひらめいたでしょうか……?2問目の正解は「あかべこ」でした!
続いて、ゲームは「ジェスチャー伝言ゲーム」から「口パク伝言ゲーム」になりました。これは、後ろから前に口パクで言葉を伝えていくゲームです。
またもや解答は3班ともバラバラになりました。ちなみに、この問題の正解は「あんぱんまん」でした。
次の問題は「スケッチリレー」です。このゲームは1人持ち時間10秒でボードに絵を描いて前に回し、どんどん書き加えて先頭まで回すというものです。
3班とも個性的な絵が先頭に届きました。ちなみに正解は「スパイダーマン」でした!正解を知った上で改めて描かれた絵を見てみると、なんとなく鋭い目つきが特徴を捉えているように思えてきます。
次も「スケッチリレー」です。
この問題は3班とも「プーさん」と解答しました。そして、正解は……「プーさん」!難問続きだった本日のゲーム、初めての正解です。
次も、「スケッチリレー」です。下の写真がそれぞれの班の解答です。
そして、正解は「ヒカキン」でした!
次に行われたゲームは、図書室に隠された3学年担任の写真を探すというものです。また、それぞれの写真の表情によってポイントに違いがあります。
どの班も必死かつ楽しげに、図書室にある写真を探していました。
まずは1班目のチャレンジです。
続いて2班目のチャレンジです。
そして、最後の3班目のチャレンジです。
それではここで、どのような写真がどのように図書室に隠されていたのか、いくつかご紹介します。
なるべく自然に見えるように、生徒会役員が知恵を絞ったことが感じられます。
ゲームの後は、3年生の暴露話(?)と1、2年生へのメッセージでした。3年生一人ひとりが手作りのサイコロを振って上になった面に書いてある話をしてから1、2年生へのメッセージを伝えました。
3年生はそれぞれ自分の失敗談や恋の話、受験や卒業を控えた時期になって感じたことからの後輩へのアドバイスなど、様々な話をしてくれました。
そして、最後に1、2年生から3年生に色紙を手渡し、3年生の退場をもって会を締めくくりました。
この3年生を送る会からは、生徒会役員が限られた空間でどのようなゲームをすれば3年生に楽しんでもらえるかを本当によく考えたことが感じられました。事前の準備の甲斐があって、3年生も1、2年生も存分に楽しみ、お互いの絆を深め合うことができたと思います。
卒業式予行
3月8日(金)には卒業式予行が行われました。ですが、まずは前日17時頃の体育館の様子を紹介します。
これらのシートは、教職員の力を借りることなく、また教職員の指示を受けることもなく、3月7日(木)の放課後に1、2年生の生徒達が力を合わせて敷いてくれたものです。生徒達だけでできるだろうか、大丈夫だろうかと心配していたことが恥ずかしくなるほどきれいに敷かれたシートを見たとき、1、2年生の成長と頼もしさを感じました。
3月8日(金)は卒業式予行に先立って、中体連功労賞の表彰が行われました。
受賞したのは3年生1名ですが、これまで1、2年生のよき手本として部活動をリードしてくれた3年生全員に感謝します。
今回の卒業式予行は、できるだけ本番の式に近い形で行われました。感染症対策としてマスクは着用していたものの、服装は全員が制服、防寒着は着用しないで行いました。
式当日とほぼ同じ服装で、途中で進行を止めることなく一通り最初から最後まで行いました。今までの練習よりも緊張感が漂う中での卒業式予行となりました。そして、今回の卒業式予行をもって、いよいよ3月13日(水)卒業証書授与式を迎えるのみとなりました。
卒業証書授与式でこれまでの練習の成果を全校生が発揮することを期待しています。
卒業式・式歌練習②
3月1日(金)に第2回卒業式・式歌練習が行われました。前回の練習の成果もあって、立礼、座礼、拍手がそろうようになってきました。今回の式練習は2回目ということもあって、生徒の動きに関わる部分を中心に実際の進行順に練習しました。
次の場面は、式次第の順序に従って式歌を歌っているところです。
そして、卒業式練習終了後に、2年生からのサプライズで県立高校入試と卒業を控えた3年生に向けてエールが送られました。本校の生徒の繋がりが強く感じられる場面で、心が温かくなりました。
サプライズのエールの後は、3年生と1、2年生に分かれて式歌練習を行いました。今回は3年生が体育館、1、2年生が音楽室で式歌練習を行いました。下の写真は3年生の式歌練習の様子です。
続いての写真は、音楽室での1、2年生の式歌練習の様子です。
3年生も、1、2年生も前回の卒業式練習とその後の式歌練習の時よりも声が出て上手に歌えるようになっていました。
日本赤十字社 北塩原村分区有功会からの卒業記念品贈呈
2月27日(火)に日本赤十字社 北塩原村分区有功会の方が来校され、3年生への卒業記念品贈呈が行われました。
わざわざご来校いただき、3年生一人ひとりに記念品を贈呈していただいたお心遣いに、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
2年美術作品紹介
「最近空気中に何かいる」というテーマで2年生が制作した美術作品が、2階ワークスペースに展示されていましたのでご紹介します。
生徒達の想像豊かな心が作品から垣間見えます。一つ一つの作品から「何」が空気中にいると感じたのか、見ているだけでも楽しくなる作品ばかりです。
思春期講座及び3年保護者会について
2月16日(金)に3年生を対象として、会津中央病院助産師の弦巻優貴子先生を講師にお招きして「意外と知らない性と生殖」という演題で思春期講座が行われました。この思春期講座はこれまで保健体育等の学校教育で積み重ねてきた性教育の最後のステップとして位置づけて毎年行っています。
今回、弦巻先生はさまざまな道具を準備してくださり、視覚的なイメージとして捉えやすい講演を行ってくださいました。また、避妊具を実際に生徒に配って説明をするなど、専門家だからこそ踏み込める形でのお話をしていただいたことがとても生徒のためになったと感じています。
中学生は二次性徴を迎え、その特徴が体にはっきりと表れ始める時期です。何も知らなければその変化に戸惑うばかりであろう生徒達に正しい性知識を伝えていただいたことに、弦巻先生に重ねて感謝申し上げます。
思春期講座の後には、3年生保護者の皆様にとっては最後となる学年保護者会が行われました。お忙しい中にも関わらず、多数の保護者の皆様にご参加いただきましたことに感謝申し上げます。
中学校体験入学について
2月16日(金)にさくら小学校6年生児童を本校に迎えて、中学校体験入学が実施されました。この日のために本校の1、2年生はわかりやすく中学校のことを伝えることができるように準備を重ねてきました。
まずは、2月8日(木)の本校1、2年生徒による事前準備の様子です。
写真のようにそれぞれの小グループで「小学6年生にどのようなことを伝えればよいか」、「どのようにすればわかりやすいか」などを考え、プレゼンテーション資料や発表原稿を作成したり、役割分担を考えたりしました。
2月16日(金)当日、本校の1、2生は小学6年生が来校するのを今か今かと待ちわびていました。普段は昼休みの時間一杯バスケットボールなどをして過ごす生徒からも「13時20分には食堂にいた方がいいですか。」(小学生の来校予定時刻は13時40分です)との声が聞かれるほどでした。
下の写真は、当日のワークスペース(1、2年教室前)の様子です。これまでに準備した資料が並べられていました。
これらの資料を見ただけでも、小学6年生を歓迎する生徒達の気持ちが伝わるかと思います。
いよいよ来校した小学6年生を本校2年生が昇降口で出迎え、食堂に案内しました。
小学6年生の保護者の方を含めて全員がそろったところで日程確認を行い、その後、3班に分かれて本校2年生が小学6年生をエスコートして校舎案内を行いました。
校舎案内では学校施設に加えて、1年生及び3年生の授業の様子も実際に教室に入って参観しました。中学生の授業を参観した小学6年生よりも、参観された1、3年生の方が緊張していたようにも見受けられました。
校舎案内を終えて再度食堂に集合し、全体会が行われました。全体会の司会、開会の言葉、歓迎の言葉はすべて本校生徒が行いました。続いて本校校長から小学6年生に向けて「欲しいものがあるなら、ただ欲しいというのではなく、自分の力で努力してつかみ取らなければならない」、「始める前からできなかったときの言い訳を先に考えてはいけない」という話がありました。さらに、生徒指導担当教師から学校生活の決まりごとについての話、学習担当教師から中学校での学習についての話がありました。
この後、中学2年生が小学6年生及び保護者の方を1年教室、2年教室、美術室にエスコートして小グループで中学校生活について生徒の目線からわかりやすく伝えました。昨年度まではこの本校生徒からさくら小学校6年生への説明も、教師からの説明と同様に全体会の中で行っていました。しかし、それでは小学6年生によく伝わらないままになっているのではないか、小グループで面と向かって話したり、疑問に答えたりした方がしっかり伝わるのではないか、という案が出され、今回の形式となりました。
最後に小学校6年生は16時まで部活動見学を行い、本校を後にしました。
令和6年度4月8日に本日訪れた小学校6年生が新入生として入学してくることを心待ちにしています。
バイキング給食
2月9日(金)にバイキング給食が行われました。生徒一人ひとりが食材を取るという形式のため、普段よりも5分間時間を延長し、ゆとりをもって食べられる日程にしました。焼きそばや揚げパン、そしてショートケーキと生徒が好みとするメニューが多かったこともあってか、この日の給食ではいつもよりも生徒の笑顔が多く見られました。
食べ終えておかわりをする生徒もたくさんいました。最後にはきれいに全て食べ終えた楽しいバイキング給食でした。
漢字検定(1、2年)
先週に引き続き、1月26日(金)には1、2年生を対象として漢字検定が行われました。漢字検定も生徒一人ひとりが自分が受験する級を選択してこの日に備えてきました。
英語検定、漢字検定ともに多くの生徒が合格し、令和6年度に次の級、新たな級の合格に向けて挑戦する姿が見られることを楽しみにしています。
3学年末テスト、一斉給食再開
1月22日(月)には3学年末テストが行われました。このテストは3年生にとって中学校、そして義務教育最後の定期テストでした。卒業後の進路実現に大きく関わるテストということで、3年生全員が真剣にテストを受ける姿が見られました。
また、この日はインフルエンザやコロナウイルス感染症の流行防止対策として昨年度から中断していた食堂での一斉給食が再開されました。本校及び学区内における感染症の流行がほぼ見られないという現状から、手洗いや消毒、食事以外でのマスク着用などの感染症対策を継続した上での再開となりました。
久しぶりに全校生徒が一堂に会しての給食とあって、感染症対策を実施しながらではありましたが生徒達の顔には笑顔があふれる温かな雰囲気での給食となりました。
校内及び周辺地域における感染症流行状況を鑑みつつ、安全に実施できると判断される状況では一斉給食を実施していきたいと考えています。
英語検定(1、2年)
1月19日(金)に1、2年生を対象に英語検定が行われました。生徒達は自分で受験する級を選び、この日に向けて学習を進めてきました。本村は、村の補助金で英語検定と漢字検定を受検できるというとても恵まれた環境にあります。中学生のうちに意欲をもって検定を受検し、多くの資格を取得してほしいと思います。
第3回英語検定
1月19日(金)放課後に、1、2年生を対象として第3回英語検定が行われました。それぞれの生徒が自分で受験する級を選び、真剣に問題に取り組んでいました。
昨今、さまざまな議論はあるものの、英語教育の重要性はますます高まっているように感じます。日々の授業はもちろんのこと、今回のような検定試験受験も一つのきっかけとして英語への理解を深めてほしいと思います。
美術作品の紹介
今回は、2年教室及び3年教室前に展示してあった美術作品をご紹介します。
【2年教室前】
長机の上には「埴輪・土器」とありました。どうやら2年生の生徒達が古墳時代に思いをはせて作った作品のようです。
個性豊かな2年生が作っただけあって、一つ一つの作品に違いや面白みが感じられる気がします。
【3年教室前】
長机の上には「石を彫る・心の形」とありました。一つ一つの作品にはメッセージも添えられていました。卒業を間近ら控えた3年生がどのような思いを込めて石を彫ったのか、どのような心の形を石で表したのか、想像してみるのもおもしろいものです。
教室前の廊下のちょっとしたスペースでの展示ですが、このような作品があるだけで明るさや温かさが感じられる雰囲気になっているように思われました。
実力テスト(全学年)
1月10日(水)は、全学年で実力テストが行われました。3年生にとっては、この冬休みの学習の成果や学力の伸びを確認する重要なテストです。1、2年生にとっては2学期までの学習内容がどれだけ定着しているかの確認のテストであるとともに、自分たちの1年後、2年後の進路選択に繋がるテストでもあります。
どの学年の生徒達も真剣な表情と態度でテストに臨んでいました。
【3年生のテスト受験の様子】
【2年生のテスト受験の様子】
【1年生のテスト受験の様子】
実力テストは1校時から5校時まで行われました。そして6校時には、3年生は1月22日(月)に行われる中学校最後の定期テストである第3学期末テストに向けての学習計画を立てました。3年生は、今回の実力テストでできなかった分野の復習をするとともに、第3学期末テストに向けての学習にも手を抜かずに取り組んでほしいと思います。
1、2年生は、6校時に本日行った実力テストの自己採点をしました。受験したテストの自己採点をすぐに行うことで、自分はどの教科が得意でどの教科が不得意なのか、覚えている、理解しているつもりで忘れてしまっていたところはどこなのかなどがはっきりわかります。そして、どこがわからないのかが自分でわかっているときが、学習をして理解を深める大きなチャンスです。テストは、テスト前の学習はもちろんですが、事前の学習に劣らないほどテスト後の学習が大事です。テストで解けなかった問題や理解が不十分だった分野や教科の復習をした生徒達は着実に学力を伸ばしてきます。1、2年生にはこのチャンスを活かして次につなげてほしいと思います。
第3学期始業式
本日1月9日(火)に第3学期始業式が行われました。
【校歌斉唱の様子】
【校長式辞の様子】
続いての校長式辞では、式辞に先立って校長から、能登半島地震で大勢の方がなくなったこと、今現在も避難等で大変な思いをしている方が大勢いることに対して哀悼の意を捧げるとの言葉がありました。そして、このような大災害に見舞われ、学校の始業のめどが立たない地域がある中、日常どおりの生活を送ることができること、予定どおりに始業式を迎えられたことの意義についての話がありました。
続けて3年生に対しては、この3学期の45日間を終えて4月を迎えたとき、今思い描いている高校に入学することができているように努力をすることについての話がありました。
2年生に対しては、3年生の姿を1年後の自分として捉え、1年後に焦りや苦悩を抱えているかどうかはこれまでとこれからの努力にかかっているという話がありました。また、「努力」とはどのようなものなのかが具体的にイメージできるように、1986年にスラム・ダンク・コンテストで優勝したスパッド・ウェブ選手を例に挙げていました。スパッド・ウェブ選手は168㎝という小柄な体格でダンクシュートを決めて大会で優勝しました。このことは大きな驚きと衝撃を世間に与え、「小さかったら高く飛べ!」というキャッチフレーズでコマーシャルにもなりました。普通に考えれば168㎝という身長でダンクシュートは無理だと考えてしまいます。しかし、その分高く飛べばできると努力したことでスパッド・ウェブ選手は大会で優勝するほどのダンクシュートをできるようになったのです。このことから、自分に限界を定めないこと、不可能と思われることであっても、努力の結果成し遂げられることあることがわかります。本校生徒にも自分で限界をきめつけるのではなく、どこまでも自分を伸ばすような努力をして自分自身の可能性を切り拓いてほしいと思います。
続けて1、2年生に向けて、4月になり新入生が入学してきたときの自分自身をイメージしてこの3学期を過ごすようにとの話がありました。新2年生、は中堅学年、新3年生は最上級生として学校をリードできるようにこの3学期の成長に期待しています。
【生徒発表:「冬休みの反省と3学期の目標」の様子】
1年生代表の目黒結心さんは、冬休み中はなりたい自分を思い描きながら苦手教科、得意教科の学習に取り組んだこと、3学期は冬休みの学習の振り返りを活かした学校生活を送ることについて発表しました。
2年生代表の古川杏樹さんは、冬休み中は思うような生活や学習への取り組みができなかったことを反省として挙げていました。一方で、家庭での自分の役割をしっかり果たしていたことも述べていました。3学期は3年生卒業後を見据えて後輩に頼られる先輩になること、気を引き締めて過ごすことを目標として掲げていました。
3年生代表の目黒瑛心さんは、第3学期の45日間を中学校生活の集大成として悔いなく過ごしていくこと、教職員からの言葉かけや友人達の存在があって受験勉強に取り組んでこれたことなどについて発表しました。
学年代表の生徒の皆さん以外にも、それぞれ生徒がそれぞれの思いや目標をもっていることと思います。それらの目標を一人ひとりが叶えられる学期にしてほしいと思います。
第3学期始業式後に、表彰披露と第3学期の清掃分担についての確認がありました。
【表彰披露の様子】
表彰披露では3年生の遠藤友貴さんが「日本情報オリンピック予選 敢闘賞」で表彰されました。
【清掃分担についての確認の様子】
新しい班での清掃、そしてこの第3学期からは、これまでとは違ったローテーションで清掃を行うということもあり、時間を取って担当教師からていねいに説明が行われました。
この確認の10分後に新しい班、新しい清掃区域の清掃が行われました。確認されたことに沿って一人ひとりが活動し、スムーズに清掃活動を行うことができていました。
第2学期終業式
12月22日(金)に第2学期終業式が行われました。様々な行事があり、ときに充実感や楽しさを感じ笑顔になり、ときに苦労やつらさを感じたこともあった生徒達ですが、その分様々な点での成長が見られた2学期でした。
第2学期終業式は校長式辞から始まりました。
校長式辞では、第2学期の様々な行事への取り組みと、そこでの生徒の成長についての称賛がありました。その後、冬季休業中に誘惑に負けないこと、そして特に3年生には進路決定までもう限られた時間しかないからこそ、やるべきことをやること、限界までやることなどの励ましや叱咤激励が述べられました。
続いて各学年の代表生徒による発表がありました。
生徒発表では、第2学期を振り返っての反省、冬季休業中の過ごし方の目標、第3学期の抱負などが述べられました。
次に行われたのは、校歌斉唱です。
第2学期の締めくくりで、生徒達はのびのびとした歌声で校歌を斉唱していました。
第2学期終業式終了後に、生活委員会と生徒指導担当から冬季休業中の生活の注意点について話がありました。
生活委員会が冬季休業中の生活で特に守ってほしいことについて確認した後、生徒指導担当教師から「正しい行動をするためには、一人ひとりが正しい判断をできるようにならなければならない」という話がありました。第2学期終業式での校長式辞でも述べられたように、一人ひとりが正しい判断をして誘惑に負けず、有意義な年末年始を過ごしてほしいと思います。
最後に、保健指導として保健委員会と保健担当からの話がありました。
保健委員会からは「冬休み」にちなんで「ふ」「ゆ」「や」「す」「み」から始まる注意点が述べられました。中でも「や」にちなんだ、ゲームやインターネットの「やりすぎ」には十分注意してほしいと思います。
保健委員の発表後、保健担当からこれまでの検診で治療が必要と判断されて未治療がある生徒はこの冬季休業の時間を使って治療をすませること、まだまだインフルエンザや新型コロナウイルス感染症などの感染症が流行しているので十分な対策をして生活することの2点について話がありました。
第2学期終業式という節目にあたって、全校生徒が無事に第2学期を終え、更には令和6年を迎えられることに大きな安堵と喜びを感じています。
新年、そして第3学期も充実した時間になるよう、この年末年始を過ごしてほしいと思います。
なお、 本ブログでの紹介以外にも、本校保護者及び地域の皆様には、紙面による学校だより「北一だより」も発行しています。「北一だより」は保護者の皆様にはお子様を通しての配付、地域の皆様には地区の回覧でお知らせしています。
「北一だより」第19号には、今回ブログでご紹介した生徒発表作文の全文が掲載されていますので、併せてご覧ください。
調理実習(第3学年)
12月18日(月)5、6校時に第3学年の最後の調理実習が行われました。生徒が自分たちで考えたメニューを協力しながら、ときに手際よく、ときに悪戦苦闘しながら作っていました。
できあがった料理のお裾分けが職員室にもあり、ご相伴にあずかりましたが、どれも良くできていておいしかったです。3年間の学習の成果を身をもって実感できた気がします。
また、この調理実習は技術・家庭科の授業ではあるものの、受験勉強の合間の潤いのひとときとなったようで明るい笑顔で調理する姿が見られたことも嬉しく思いました。