北一中ブログ

2024年7月の記事一覧

第1学期終業式

 7月19日(金)に第1学期終業式が行われました。昨日人権教室が行われたように、租税教室など第1学期終了間際まで、地域の方や関係機関の肩のお力をお借りしまして、充実した教育活動を行うことができました。これもひとえに、地域の皆様方を始めとした多くの方々の学校教育へのご協力とご支援のおかげと感じております。

 皆様方のご支援のおかげで、本校生徒38名は全員第1学期終業式を無事に迎えることができました。

 終業式の中で各学年の代表生徒が、1学期を振り返っての反省と夏季休業の抱負を述べました。そして、終業式後には、自主学習コンテストの表彰、村子どもの主張大会の表彰披露、夏季休業中に係る事前指導、県中体連総合大会参加者へのサプライズでのエールが行われました。

 夏季休業中は、長期休業日だからこそできることに取り組み、有意義な時間の使い方をしてほしいと思います。

 明日から始まる夏季休業日は37日間になります。SNSの使用方法の注意点、熱中症予防対策など、学校としても事前指導を行ったところではありますが、引き続き、地域の方の本校生徒への見守りやご指導をお願いいたします。

人権教室

 7月18日(木)3校時に本校で「人権教室」が行われました。この人権教室のために、村人権擁護員の方3名、村役場職員の方1名の計4名が来校され、司会進行及び講師を務めてくださいました。「人権とは何か」について中学生にもわかるようにかみ砕いて説明していただいた後に、車椅子の少女の高校進学にまつわるエピソード、盲導犬を連れた女性がスイーツ店への入店を断られるというエピソードをDVDで視聴しました。DVDには前述の2つのエピソードに加えて、近年、障がい者の方の権利を社会全体がどのように捉えるようになっているかについても説明がありました。そして、DVDの最後は、エレヘーターへの乗車を待っている車椅子の男性への正しい対応の在り方で結ばれていました。

 人権教室後の4校時には、人権教室に参加しての感想と作文に取り組みました。そして、生徒から提出された作文は、全てコンクールに出品しました。今回の人権教室を障がいのある人もない人も誰もが住みよい社会をつくるためにはどうしたらよいのかを考える契機としてほしいと思います。

 最後になりましたが、お忙しい中にも関わらず、来校されて司会及び講師役を務めていただきました村人権擁護員の方、村役場職員の方にこの場をお借りしました御礼申し上げます。

 

村子どもの主張大会

 7月12日(金)に裏磐梯中学校にて村子どもの主張大会が行われ、本校からは3年生の瀨戸桃花さんと武藤はなえさんの2名が学校代表として発表しました。また、3年生全員が裏磐梯中学校に赴き、聴衆として村子どもの主張大会に参加しました。

 瀨戸桃花さんは「全力で取り組むこと」という題名での発表でした。中学校で始めた部活動の卓球を最初は負担と思っていたけれども、だんだん意欲的に取り組むようになり、それにつれて大会等でも良い結果を出せるようになっていったという自分の実体験に基づいた内容でした。

 武藤はなえさんは「家族の中の自分の役割」という題名での発表でした。はなえさんの祖母が泊まりがけで外出することになった際、はなえさんが自分の留守中、家事ができるかどうか心配をしていたという体験から、家族の中での自分の役割について考えたことを発表していました。

 

 上の写真は、2人の発表と表彰、そして表彰後の集合写真です。

 最後の写真の笑顔から、しっかりと発表することのできた充実感と無事に発表を終えた安心感が感じられます。

 今回の村子どもの主張大会は、発表者の2人にとってだけではなく、聴衆として参加した3年生全員にとって良い刺激を受ける場になったと感じています。村子どもの主張大会を通して感じたことや考えたことを今後の生活に活かしてほしいと思います。

租税教室(3学年)

 7月9日(火)3校時に喜多方税務署職員の方が来校し、3学年を対象に租税教室が行われました。

  税金は何に使われているのかを話していただき、税金がないとどうなるのかについてDVDを視聴しました。また、所得の違う人たちにどのように税金を負担してもらえば良いのかを生徒自身が考えたり、話し合ったりしました。

  最後の3枚の写真で職員、生徒が持っているのは「1億円のレプリカ」です。レプリカとはいえ、その重みを感じて生徒は自然に笑顔になっていました。

 中学生であっても何かを買う度に消費税を支払っています。このように身近であるはずなのに、中学生にとってわかるようでわからないのが税金です。今回の租税教室は生徒にとって「税金」について理解を深め、今後考えていくための良いきっかけとなったのではないかと感じます。このような機会を設けてくださった喜多方税務署員の皆様方に、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

授業参観、教育講演会、保護者会

 7月5日(金)は午前中はフリーの授業参観、午後には教育講演会と保護者会が行われました。

 今回の授業参観に合わせて1年生が竹に短冊や飾り付けをしたり、来校された保護者の方が願いごとを記入できる短冊を準備したりしました。これは学校にいる生徒や教職員だけではなく、保護者の方やさらにはその祖父母の方など、幅広い年代の方との交流のきっかけにしたいと考え、本年度初めて実施しました。

 それぞれの短冊に、生徒や職員、保護者の方の願いごとが書いてあります。中にはユーモアにあふれる願いごとも見られました。 

 

 3、4校時目は全校生でベース型球技を実施しました。

 3チームに分けて、全校生が楽しめるよう、特別ルールを考えて行いました。

 チームの中には職員も。打つのは職員、でも走るのは生徒。など、チームで安全面も考えて行い、工夫と優しさが見えるとても温かい時間が流れました。試合の中では離れていた得点差も、最後の特別ゲーム(同じチームの教員が打ち、地面に着く前にキャッチ!できたら10点!!)のお陰で接戦に。笑いあり、拍手ありの楽しい球技大会となりました。

突然の選手宣誓!! 始球式《校長先生》 先生打って!私が走る!! 全チーム集合!!

 

 5校時、6校時には喜多方消防署員の方を講師にお招きして、全校生徒及び保護者の方を対象に教育講演会が行われました。

 日頃から注意すべき点を伝えていただいたり、救急救命の方法について実演を交えて教えていただいたりしました。

 教育講演会での本校PTA会長からの御礼の言葉で「今回学んだ知識は使わないで済むにこしたことはありませんが、もしものときには学んだことを活かして救える命を救ってほしいと思います」というようなお話がありました。夏になると水難事故の増加に加えて、近年では熱中症の危険も年々高くなっています。PTA会長の言葉どおり、「もしも」の事態遭わずに済むよう予防策を講じつつ、それでも「もしも」の事態に遭遇した際には、今回学んだ知識を役立ててほしいと思います。

 最後になりましたが、講師を務めていただいた喜多方消防署員の方を始めとして、多くの方のご協力とご支援のもと、今回の教育講演会を実施できましたことに御礼申し上げます。