北一中ブログ

2023年9月の記事一覧

少年の主張県大会

 去る7月14日(金)に村子どもの主張大会が裏磐梯小学校で行われました。その後、本校3年生の中川珀那さんが代表として選出され、9月21日(木)に新地町で開催された少年の主張県大会に出場しました。

  

 

  本番で緊張する中、珀那さんはそれまでの練習の成果を遺憾なく発揮し、見事に優秀賞を受賞しました。9,705名が参加した大会で、最優秀賞1名、優秀賞5名の計6名の中に選ばれ、受賞したことはとても素晴らしいと思います。また、珀那さんが大きな大会で立派な賞を受賞したことは、本校の他の生徒にとっても励みとなったことと思います。

 なお、第45回少年の主張福島県大会の受賞結果については、9月22日(金)の県内の新聞各紙に掲載されました。

 翌9月22日(金)には、第45回少年の主張福島県大会の受賞結果を報告するために村長を表敬訪問しました。

  

  

 一つの大会への参加をとおして、珀那さんは原稿を仕上げたり、練習の積み重ねたりしたこと、県大会という大舞台で発表して優秀賞を受賞したこと、更には村長を表敬訪問したことなど、様々なことを経験することができました。これが何かに取り組むこと、取り組んだことで得られるかけがえのないものだと思います。

 今後も様々なことに積極的に挑戦することで、多くの生徒が珀那さんのような貴重な体験を積むことができる機会をそれぞれ捉えてほしいと思います。

生徒会役員選挙立会演説会

 9月20日(水)に生徒会役員選挙立会演説会が行われました。

 演説に先立って、まずは選挙管理委員による開会の言葉、選挙管理委員長のあいさつ、校長による話がありました。

   

  

 

 このあと、生徒会役員立候補者とその責任者による演説が行われました。今回の生徒会役員選挙の立候補者は役職の定数と同数だったため、演説内容は「所信表明演説」として行われました。

  

  

  

  

  

 生徒会役員に立候補した生徒はもちろんのこと、責任者になった生徒もそれぞれ自分の考えや思いをしっかり演説として話すことができていました。

 生徒会役員選挙立会演説会の終わりには、本校職員から「演説の中で心に残ったことは何か」という問いかけがなされました。新生徒会役員となる生徒には、この日の演説会の内容を忘れずに10月からの1年間、リーダーシップを発揮することを期待しています。また、その他の全校生徒には、新生徒会役員を中心に一致団結して学校生活の向上やさまざまな行事にしっかり取り組んでほしいと思います。

全会津駅伝大会壮行会・全会津駅伝大会

 8月31日(木)に全会津駅伝大会壮行会、9月7日(木)に全会津駅伝大会が行われました。

 壮行会は選手の入場から始まり、全校生徒による応援、選手の決意表明が行われました。

  

  

  

  

  

  

  

 全校生徒の応援を受けて、選手として大会に出場する生徒は気持ち奮い立たせていたように見えました。

 

 続いて、全会津駅伝大会壮行会の様子です。

  

  

  

  

 どの写真からも生徒が力走している様子が分かります。そして、男子は25位という結果になりました。

 酷暑の夏の練習を乗り越えて、大舞台で力を発揮できたことを嬉しく思います。

第2学年職場体験学習

 第1学年、第3学年が森林環境学習を行った9月4日(月)と翌5日(火)の2日間、第2学年は職場体験を行いました。本年度の職場体験は、「どのような職種、事業所で職場体験活動を行いたいかに加えて、出勤、退勤の交通手段を含めて生徒自身に考えさせる」こととして実施しました。生徒達はそれぞれ自分で希望する事業所などに連絡し、2日間職場体験活動をさせていただけるようお願いをしました。中にはどうしても都合がつかず、本年度は職場体験活動を実施できない事業所などもありましたが、そのような実情を身をもって知ることができたことも生徒にとってよい体験になったと思われます。

 では、9月4日(月)の職場体験活動中の生徒の様子をご紹介します。

 これはペットショップで職場体験活動を行っている生徒の様子です。ていねいに水槽の掃除をしています。普段は立ち入ることのないペットショップのバックヤードでの活動は、生徒にとってとても貴重な体験になったことと思います。

  

 

 

 続いて、コーヒーチェーン店で職場体験活動を行っている生徒の様子です。

 この職場で着用することを義務づけられたエプロンを着て品出しを行っています。職場にふさわしい、求められる服装をすることは当然でありながらもとても大切なことです。職場体験をとおして、服装や身だしなみを整えることの大切さや必要性を身をもって体験できたことと思います。

  

 

 

  続いて、地元の農業を営んでいる方の畑での職場体験活動です。熱中症のリスクを避けるため、早朝からの活動になりましたが、しっかり早起きして時間前から活動に取り組んでいました。この日行ったのは、キュウリの収穫です。農業は本校にとって最も身近な本村の産業です。時間をかけてじっくりと体験することで改めて気づいたことも多かったと思います。

  

 

 

 続いて、小学校での職場体験活動の様子です。小学校の児童の後ろから、授業の様子を参観して学んでいます。「生徒」という立場を離れて学校の中に身を置くことで、これまで分からなかったこと、見えていなかったことなどを感じ取り、視野が広がったではないでしょうか。

 

 

 

 続いて、幼稚園での職場体験活動の様子です。園児達と一緒になって活動しています。幼稚園での活動をとおして、園児の相手になって遊ぶだけではなく、園児の安全や周りを気遣うことの大切さにも気づいたのではないかと思います。

  

 

 

 続いて、コンビニエンスストアで職場体験活動行っている生徒の様子です。二人とも制服がよく似合っています。日常的によく利用するコンビニエンスストアで働くことで、品物の流通や棚への陳列など初めて分かったことも多かったと思います。

 

 

 

  続いて、コンピュータ関連事業を行っている会社での職場体験活動の様子です。身近にあって頻繁にコンピュータを利用しているものの、それに関連する会社が実際にどのような業務を行っているのか具体的に分かっている生徒は少ないと思われます。しかし、写真のように実際に体験し、さらにはていねいに教えてくださる方に付き添っていただけたことは生徒にとって本当に貴重な体験だったと思います。

  

 

 

 続いて、診療所で職場体験活動を行っている生徒の様子です。医療器具の使い方を学び、それを実際に使って血圧を測定しています。血圧の測定は全自動の電子機器で計ることが多くなっています。だからこそ、専用の医療器具を用いて自らの手で血圧を測定した経験は貴重なものだと思います。

  

 

 

 続いて、花屋で職場体験活動を行っている生徒の様子です。一本一本の花の様子に目を配って手入れをしています。ものを言わない、けれども生きている花だからこそ、ていねいに向き合わなければならないことを感じさせます。

  

 

 

 次に、9月5日(火)の職場体験活動の様子です。

 始めに紹介するのは、4日(月)に引き続いて地元の農業を営んでいる方の畑で職場体験活動をしている生徒の様子です。昨日はキュウリの収穫でしたが、本日は出荷のための箱詰めをしています。農業の仕事は収穫では終わらないこと、出荷まで行うことを身をもって体験しました。

  

 

 

 続いて、こちらも昨日に引き続いて花屋で職場体験している生徒の様子です。花瓶の水を一つ一つ入れ替えて並べています。花屋でも力仕事があることを実感したことと思います。

  

 

 

 続いて、消防署で職場体験活動を行っている生徒の様子です。消防士の制服を着て訓練を体験しています。下中央の写真は垂直な壁を登っている様子、右下の写真は垂直の壁を下っている様子です。本職の消防士の方々にお忙しい中付き添っていただいたお陰でこのような体験をすることができました。

  

 

 

 続いて、昨日とは違う小学校で職場体験をしている生徒の様子です。児童が読みやすい本を探したり、学習を教えたりしています。児童に何かを教えるということをとおして、人に物事を教えるためにはまずは自分が知っていなければならない、ということを実感してほしいと思います。そして、将来に向けて自分の中に知識を蓄えることの大切さに気づき、実践していくきっかけになればと思います。

 

 

 

 

 続いて、歯科医院で職場体験活動を行っている生徒の様子てす。左下の写真は、患者さんの診療内容を説明していただき、それをメモしています。右下の写真は、前にある棚の中に様々な道具を片付け終わったときの様子です。

 

 

 

 最後に、前日に引き続きペットショップで職場体験活動をしている生徒の様子です。この日はカブトムシが入っている容器の土と ゼリーを入れ替える作業をしました。この作業は、昆虫一匹にも労力をかけていることに気づかせてくれました。

  

  2日間にわたって、担当教師が全ての事業所等を回って写真を撮影しました。中には折良く2日間とも写真を撮れた事業所等があれば、残念ながら事業所外の仕事を体験していて写真撮影ができない生徒もいました。

 この2日間の職場体験活動は、生徒にとって本当に貴重で身になる時間となりました。生徒達は、働くとはどういうことなのか、自分に足りないものは何なのか、やっぱりこの仕事に就きたい!……などなど様々な思いを抱いたことと思います。そして、この日職場体験活動が自分の将来について考えるきっかけにもなったことと思います。

 最後になりましたが、職場体験活動は、地元の事業所等の方々が温かく迎え入れてくださるからこそ実施できている活動です。本当にお忙しい中、生徒を受け入れてくださいました事業所等の方々と、職場体験活動に際しましてお力添えをいただいた多くの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。また、今後ともよろしくお願いいたします。

1、3学年森林環境学習

 9月4日(月)に1学年と3学年の森林環境学習が行われました。この日の裏磐梯の天気予報は雨であり、天候が心配されました。第1学年の日程は、多少計画を変更したものの屋外での活動を無事に行うことができました。

 まずは第1学年の森林環境学習の様子をご紹介します。

 学校を出発して最初に向かったのは裏磐梯噴火記念館です。

  

  

  

 続いて向かったのは裏磐梯スキー場です。本来の予定ではスキー場の上まで徒歩で登り、さらに銅沼周辺を散策する予定でした。しかし、小雨が降り続いていたため、桧原湖が見えるところまで登って景色を眺め、その地形ができた由来をエコツーリズム協会のガイドの方から聞いた後、下山してバスに戻りました。

  

   

 裏磐梯スキー場を後にしてバスで向かったのは、裏磐梯ビジターセンターです。ここから五色沼遊歩道を柳沼周辺まで約3.4キロメートル歩きました。途中でエコツーリズム協会のガイドの方から植生や水質についての話を聞いたり、検査紙で水質を確認したりしながら有意義な時間を過ごすことができました。

  

  

  

  

  

 次の3枚の写真は「同じ沼でも水質の違いによって色が変化すしている」ことが分かるように撮影した写真です。緑色とそれよりも澄んだ色の違いが写真からも少し分かるかと思います。

  

 また、何名かの生徒が代表して検査紙を用いて水質検査をしました。その結果、水質は弱酸性であることが分かりました。中には強酸性の沼もあり、そこでは魚は生活できないためいないとのことでした。

  

  

  

 柳沼周辺の物産館に着いてから、途中(上の写真)で試験管に採取して強アルカリ性の水を加えた沼の水がどのようになっているかを確認しました。すると、白い沈殿物が生じていることが分かりました。これは沼の水が賛成だからこそ表れる特徴です。

  

 昼食は物産管内で取らせていただきました。「こちらが空いてますよ」「こちらも使えますよ」と、物産館で働いている皆様に親切にしていただきましたことに、この場をお借りして御礼申し上げます。

 余談ですが、ちょうど昼食を取り始めたときに強い雨が降り出しました。天候を考慮して日程を変更したため、強い雨に降られることなく活動を終えることができました。

   

 昼食後に1日お世話になったエコツーリズム協会のガイドの方々にお礼をし、帰校しました。今回の活動やSDGs課題探究型学習をとおして、自分たちが住む北塩原村について様々なことを知ったり、考えたりするようになってほしいと思います。

 

 

 

 次にご紹介するのは、第3学年の森林環境学習の様子です。3年生は柏木城跡、穴沢一族五輪塔、桧原歴史館見学、大山衹神社、そして守り狐の制作と森林とともに北塩原の歴史に触れる行程で活動を行いました。

 まずは、柏木城跡見学の様子です。エコツーリズム協会のガイドの方にていねいに説明していただきながら、歴史感あふれる山路を歩きました。

  

  

  

  

 柏木城跡を実地に歩いて体験的な学習をした後、バスから穴沢一族五輪塔を見学し、大山衹神社に向かいました。

  

  

  

  

 次に訪れたのは桧原歴史館です。さまざまな展示物を見て、北塩原村と桧原湖の歴史について思いをはせていました。

  

 桧原歴史館見学の後、守り狐の制作を行いました。事前に考えていたデザインを基に、一人ひとりが思い思いの守り狐を制作していました。

  

  

  

  

  

  

  

 今回の森林環境学習で学んだことを今後に活かしてほしいと思います。また、活動の中で作成した守り狐が一人ひとりにとって良い思い出の品となるとともに、よい御利益があることを願っています。

 なお、本校の森林環境学習実施に当たっては、福島県森林環境税を活用しています。