最後のカイコの観察(3年生理科)
2021年6月16日 10時10分3年生のカイコの観察もいよいよ最後になりました。今日は、蛹から羽化し成虫となったカイコとその卵を観察しました。実際にカイコを手に取って観察記録をするほかに、スクールタクトを使ってあらかじめ撮影しておいたカイコの写真にかき込みをしながら体のつくりについても確認しました。「体のつくりは、ほぼモンシロチョウと同じ。では、一か所違うところがあるのですが、どこだと思いますか。」という教員の発問に、首をかしげる子ども達。「実は、カイコには口がありません。」答えを聞いて不思議がる子ども達。カイコは、成虫になると餌を全く食べずに交尾産卵するだけの生き物なのです。カイコとの別れは、モンシロチョウの時のように明るい晴れ晴れとした別れにはなりませんが、あと数日でカイコの一生は終わります。しかし、その命は、次の世代にしっかり受け継がれていくのです。
さて、長い期間にわたって学習してきた「チョウの育ち方」の単元もいよいよ終わりです。子ども達の観察記録は、長い巻物のようになりました。教室前の廊下に掲示してみんなに見てもらいたいと思っています。3年生、よく頑張りました。(最初、虫は苦手と言っていたTさんは、今ではすっかり虫大好き人間に変身したようです。)