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こんなことがありました! 日誌

植物の取り入れた水の行方は・・(6年理科)

2021年6月16日 16時26分
今日の出来事

 植物に水をやらないと、やがて萎れてしまいますが、水を与えると茎や葉もしゃんとして再び元通りの姿になることを経験している人も多いと思います。植物は根から水を取り入れ、それを茎や葉など全身に行き渡らせているのです。

では、根から取り入れられた水は、植物のどこを通って全身に行き渡るのでしょうか。6年生は、食紅を溶かした赤い色水を吸わせた植物の茎や根、葉を切って水がどこを通るのか調べてみました。前の単元で学習した動物の血管のようなものが植物にもあるのでしょうか。調べる植物は、4月に植えたホウセンカとジャガイモです。実験の結果、ホウセンカについては、はっきりと水が通ったと思われる場所は見つかりませんでしたが、ジャガイモについては、水が通った赤い場所をはっきり見つけることができました。やはり水は、植物の体の決まった場所を通って全身に運ばれるようです。

 根から取り入れられた水は、決められた通り道を通り茎や葉、体全体に運ばれます。では、その後、運ばれた水はどうなるのでしょう、ということで今日、6月16日の学習は始まりました。下の写真は、水を蒸散させ体外に放出する気孔(きこう)を顕微鏡で観察しているところです。気孔をみるために用意したものは、「ホウセンカの葉」「ジャガイモの葉」「キャベツの葉」そして「ツユクサの葉」です。顕微鏡の使用法を確認して観察に移りましたが、やはり、「これが気孔だ」というものを見つけることは難しかったようです。もっと顕微鏡の扱いに慣れ、もっと時間をかけて粘り強く探すことが必要だと感じました。顕微鏡を使う機会をまた設けたいと思います。ただ、ツユクサについては、気孔の見やすい植物であるため全員が確認できました。 

 ちなみに気孔とは、このようなものです。

ジャガイモの気孔 ホウセンカの気孔

                                  【新しい理科6(東京書籍)】より