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こんなことがありました! 日誌

音のつたわり(3年理科) 

2021年11月5日 08時10分
今日の出来事

3年生は、音についての学習で、「音が出ているときは、物はふるえている事」「大きな音が出ているときは物のふるえは大きく、音が小さいときはふるえも小さい事」を学びました。この二つの事をまず確認し、その後、トライアングルにタコ糸を2本結び付け、その2本のタコ糸のもう一方のはしに紙コップを付けたものを提示しました。そして、糸をピンと張った状態で、子ども達に紙コップに耳を付けるように言いました。そして、かるくトライアングルをたたくと、「聞こえる―」と二人とも思わずにっこり。今日のめあては、「どうして紙コップからトライアングルの音が聞こえるのか」になりました。予想の段階でMさんが黒板に絵を描きながら「トライアングルのふるえが糸を伝わって紙コップから聞こえるのではないか」という話をしました。Cさんも賛成ということでしたので、今日はその予想を確かめるために3つ実験をしました。一つ目は、本当に糸が震えているか目で見ること、二つ目は音が出ている時、タコ糸に触ったりタコ糸をつまんだりすること、三つめは、タコ糸をたるませて紙コップから音が聞こえるか調べることです。結果を聞いてみるとタコ糸は本当に震えているということでした。糸をつまんだときは音が小さくなったということでした。理由を聞いてみると、糸のふるえを指で止めてしまったからではないかということでした。最後にタコ糸をたるませたときの結果を聞いてみました。糸をたるませるとコップから音が聞こえなくなったということでした。なぜ、糸をたるませると音が聞こえなくなるんだろうという質問に対して、こんな素敵な答えが返ってきました。「ふるえは、ぴんと張った糸が好きなんじゃないかな。糸をピンと張ると、ふるえがどんどん伝わるけど、糸がたるんでいると、ふるえが途中でなくなってしまうんだと思う。」 ・・・・

 今日は、このタコ糸が音を伝える実験の他に、ロッカーの天板や廊下、階段の手すりなども音を伝える事、そして、ものが音を伝える時はその物がふるえていることを確かめました。

 子どもたちから良い考えがたくさん出た理科の学習でした。