空気はどのようにあたたまるのか2(4年理科)
2021年12月16日 09時45分「空気はどのようにあたたまるのか」、前の理科の時間には、ストーブで暖房している教室の天井に近い所、床に近い所、その中間の高さのところの気温をそれぞれ調べました。すると、天井に近い所と床に近い所では天井に近い所の方が6~7度も気温が高いことが分かりました。なぜ、ストーブに近い床より遠い天井の方が気温が高いのだろう。子ども達は、「ストーブであたためられた空気が上に動くからではないか」と予想を立てました。そこで、今日の実験は、あたためられた空気は本当に上に動くのかを調べることにしました。すると、子ども達からは「先生、どうやって調べるの?」という声が上がりました。目に見えない空気の動きを調べる方法、悩むのも無理はありません。そこで、私の方から2つの方法を提案しました。いろいろと考え、試してみた実験方法です。はたして、子ども達は納得してくれるか・・・。一つは、ストーブやガスコンロに吹き流しを近づけるという方法です。吹き流しと言っても割りばしに少し長めのセロテープを貼っただけのものです。もう一つの方法は、ガスコンロの上でポリ袋を口を開けておくという方法です。勿論どちらの方法も火元からは十分な距離をとることが大切な注意事項です。
「それならできそうだ」子ども達から賛成の声をもらったので実験を開始しました。
さて、結果は・・・・。下の写真のように吹き流しは上に向かって揺れ、ポリ袋は、宙を舞いました。(ポリ袋の様子を表すこの言葉は、まとめの時に子ども達から出た言葉です。)
空気は、金属のあたたまり方とは違って、あたためられた空気が上に動き、移動しながら全体があたたまっていくことがわかりました。