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こんなことがありました! 日誌

校長室から 3/1

2022年3月1日 08時57分

情報は意外なところから

 2月28日(月)朝、あいさつ運動に来た6年生の男子がこんなことを言いました。
「土日の休みにTikTokを見ていたら、ウクライナ軍に捕まえられたロシア兵が涙を流している動画がありました。ぼくは、ロシアとウクライナとの戦争が早く終わってほしいなぁと感じました。」「ロシア兵もウクライナと戦いたくて戦っているんじゃ無いと感じました。」「ぼくも、この戦いは早く終わってほしいと感じました。」3人の男子が、口々にロシアのウクライナ侵攻について自分の思いを話してくれました。
 いつもは、遊んだことや買い物に行ったこと等の平和な話題が中心なのですが、28日は、唐突にロシアのウクライナ侵攻についての重い内容が話題として取り上げられました。私から「是非このことについて話してくれ」とリクエストしたわけでも無く、全くの子ども達の自由意志でこの話題が取り上げられたという点も、とても素晴らしいことでした。子ども達にとっても『ロシアのウクライナ侵攻』はセンセーショナルな出来事だったようです。世の中の出来事にアンテナを高くして、自分はこう考えますと話すことができる6年生は、さすがだなぁと感じました。自信を持って中学校に送り出すことができると思いました。
 そして、同時に『ロシアのウクライナ侵攻』の情報をTikTokから得た!という事に、私は驚きました。テレビやラジオ、新聞でも無く、今や情報は末端から末端(個人から個人)に直接伝わる時代になった、時代は大きく変化しているんだと思わされました。
 TikTokやTwitter、youtube等のいわゆるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)は、数々のメリットがある一方、デマや誹謗中傷、人権侵害などのデメリットも多々あります。しかし、子ども達の将来を見据えたとき、このSNSが重要な役割を担うことは疑う必要もありません。子ども達には、是非、全ての情報を鵜呑みにするのでは無く、正しく判別し、生活に生かしていってほしいものです。