校長室から 5/24
2022年5月24日 08時41分R4.5.24. 校長室から
<修学旅行を通して感じたこと>
今年度から修学旅行は、裏磐梯小学校の5・6年生単独で実施することとしました。修学旅行と宿泊学習を隔年で実施することで、どの子も経験できるように計画しました。
先週の5月19日(木)・20日(金)の2日間、宮城県仙台市と松島町に行ってきました。5・6年児童9名と引率3名の合計12名(添乗員さんと運転士さんとガイドさんを入れると15名)でしたのでマイクロバスで移動しました。このわずか12名という人数が幸いし、大型観光バスでは停車できないスペースに、サッと駐車し直ぐに活動に移る。大人数では来店できないお店でリッチな昼食をとる。他の大人数の団体が到着した頃に裏磐梯小一行はマイクロバスに乗ってそこを去る。・・という、抜群の機動力を発揮することができました。もちろん見学や体験などの時間的な余裕も十分で、1泊2日とは思えない中身の濃い修学旅行となりました。
特に2日目、三井アウトレットパークのフードコートでの昼食は、9名それぞれの考えが見え大変興味深いものでした。もちろん、所持金の中からお昼ご飯を食べる、終了時刻を守るといった大枠のルールはありましたが、何をどう食べようと各自に委ねられていました。
・豪華な海鮮丼を迷い無く買ってくる子。
・うどんをパパッと食べて、その後甘味処のデザートを購入する子。
・周りの様子に惑うことなく選んだ昼食をじっくりと食べている子。
フードコート内の11店舗をどう攻略するか、それぞれが戦略を持っていたことにとても感心しました。どうやら、三井アウトレットパークのフードコートの店舗についてインターネット等で調べ、攻略法を考えていたようです。お金をどのくらい残しておけば満足できるのか、自分が一番食べたいものは何なのか、時間は間に合うのか・・など。私は、このように自分の欲求とどう向き合っていくか、それを設定できたことがとても良かったと感じています。
この2日間の様々なことが、子ども達のこれからに役立ってくれれば本当に嬉しい限りです。修学旅行を単独で実施することとなり、必然的に保護者さんへの負担も大きくなってしまったこと心苦しく感じております。だからこそ、こういった機会を最大限に生かしていきたいと感じたところでした。