今日の生き物
2025年6月2日 10時35分今日見かけた生き物は、タンポポです。
校庭に力強く咲いていました。
2年生の国語では「たんぽぽのちえ」と言う説明文の単元でたんぽぽについて学習します。
たんぽぽのちえでは、花が終わると、いったん花のじくがぐったりと地面にたおれることを学びます。
(その後綿毛になる頃再びじくが立ち上がります)
今日のタンポポを見てみると、花が終わったものは、確かに地面にそってじくがはっているようになっていました。
また、タンポポの総苞片(矢印のところ)を見てみると、反り返っていないので、校庭に咲いていたタンポポは、なんと在来のタンポポのようでした。
日本で見るタンポポの仲間は、なんと20数種類もあるそうで、校庭に咲いていたタンポポを調べてみると、総苞の形などから、エゾタンポポのようでした。
(タンポポ←見分け方を知りたい方はこちらをご覧ください。)
また、外来種のタンポポは、セイヨウタンポポの他に、アカミタンポポ(種の部分が赤い)が分布するようで、最近増えてきているようです。
日本のタンポポは昆虫などを利用して、受粉をしないと種を作ることはできません。
ちょうどハナアブの仲間が受粉をしにやってきていました。
一方セイヨウタンポポは、受粉をしなくても、種を作ることができるそうです。(自家受粉で種を作ることができる)
最近では、日本のタンポポにセイヨウタンポポの花粉がついてしまうことで雑種も増えてきているそうで、日本のタンポポが減ってきている原因の一つになっているそうです。
いつまでもエゾタンポポの生えるような裏磐梯小学校だと良いですね。