中ノ沢こけしの工房見学に行ってきました
2025年12月12日 13時51分4年生の社会の学習では、特色のある地域の人々のくらしについて学習しています。
教科書には宮城県のこけしについて載っていましたが、猪苗代町の中ノ沢にも有名な”たこ坊主”と呼ばれるこけしがあることを学び、実際に見学に出かけてきました。
まず始めに訪れたのは、中ノ沢温泉街にある小西食堂です。
小西食堂の前には全国的にも珍しいこけしの自動販売機があります。
小西食堂の方も、現在こけし職人の修行中だそうです。
店内には、たくさんのこけしが並んでいました。
中ノ沢こけしは、全国的にもめずらしい男性のこけしです。しかし、中には、かわいらしい親子のこけしもあるようです。
平成30年に土湯系から、中ノ沢系へと分類されるようになり、「中ノ沢こけし」と名乗れるようになったとのことでした。
中ノ沢こけしの創始者は岩本善吉さんという方で、当時工房のあった場所には、現在記念碑が建てられていました。
今回見学させていただいたのは「瀬谷工房」です。
瀬谷工房は、瀬谷さんが営む工房で、お弟子さんも一緒に作業を行っていました。
職人の技も実際に目の前で見せていただくことができました。
緊張感の漂う中の職人技に、子どもたちも目が釘付けになっていました。
また、工具も自分で作るそうで、自分に合った形にしたり、よく切れるように研いたりすることも大切と言うことでした。
子どもたちの中には、こけし職人に興味を持つ子もいて、色々な質問を瀬谷さんにしていました。
子どもたちの中から、未来のこけし職人が誕生するかもしれませんね。