こんなことがありました!

校長室から 9/27

感謝しながら最大限の活用!
 裏磐梯小学校の児童数は22名です。1年生3名、2年生1名、3年生2名、4年生7名、5年生2名、6年生7名の計22名。これは、いわゆる完全複式学級の学校規模となります。完全複式学級とは、1・2年生で1学級、3・4年生で1学級、5・6年生で1学級と、異学年を1人の担任で指導しなさいというものです。この、異学年を1人の担任で指導するというのは、指導者にとっては極めて難しいことなのです。例え、合わせて2名の複式学級であっても、学年が異なるため別の内容をそれぞれに指導しなくてはならないのです。教室を前後(あるいは左右)に2つに分け、それぞれに黒板を設置し、担任が行ったり来たりしながら指導する・・それが複式学級の通常の指導なのです。
 であれば、裏磐梯小学校も同様なのか・・。実はそうではありません。村で講師の先生を3名も雇用してくださっているのです。この村雇用の3名の先生がいることで、複式学級がほぼ解消され、1学年に1人の先生という指導体制がとれるのです。これは普通では考えられない、大変手厚い北塩原村の教育支援です。市町村の規模の違いがあるので、単純に比較することはできませんが、以前お世話になっていたところでは、良くて学校に1名、財政上の問題でその1名でさえ吸い上げられてしまう(つまり0名になってしまう)ことが常でした。村雇用の講師の先生が3名もいることがいかに凄いことか分かっていただけたでしょうか。
 さらに、本校には村雇用の教育支援員さんが2名いらっしゃいます。市町村の規模の違いがあるので、これも単純に比較することはできないということを前置きいたしますが、以前勤務したところで、児童数が300名以上の学校で支援員さんが3名配置だったことを考えると、22名の児童数に対して2名いるということも、いかに手厚く凄いことかがおわかりいただけると思います。
 こうして改めて、北塩原村からの学校教育への支援について考えると、大変有難いなぁと感じると同時に、重い責任も感じるところです。未来を担う子ども達のために、学校は一丸となって教育活動に取り組む所存です。新型コロナウイルス感染症により、様々な場面で活動制限等はありますが、北塩原村の、裏磐梯の将来のため良い子ども達を育んで参ります。これからもよろしくお願いいたします。