こんなことがありました!

動物 今日の生き物

今日の生き物は、体育館にやって来た、ちょっと地味なチョウです。

色のせいか、子どもたちに発見されることなく、バタバタと体育館から出られずにいましたので救出することにしました。

(ひょっとしたら、蛾と勘違いされていたのかもしれません)

翅についている白いもようの形から『シータテハ』のようです。

白いもようが、アルファベットの『C』のように見えるでしょうか?

 

翅を閉じると地味で木の幹のような色をしていますが、翅を開くとオレンジと黒のきれいなチョウに変身です。

 

さて、昆虫の仲間は足が6本と3年生の理科で学習しますが、このチョウの足は何本あるのでしょうか?

黄色の足が・・・・・

1,2,3,4・・・・・・4本しか見当たりません。

 

しかしよく目を凝らして見てみると!?

実はもう2本地味な前足があるのを発見しました。

タテハチョウの仲間は、前足が短くて足が4本しかないように見えます。

この前足ですが、先端に生えた感覚毛で味を感じることができ、感覚器官として役だっているそうです。

食事や産卵の前には、餌や幼虫の食草の表面に前足を伸ばし触れる動作をおこなうらしいので、タテハチョウの仲間を見つけた時には、ぜひよく観察してみてください。