校長室から 12/14
楽しいプログラミング!
プログラミング教育。この言葉が世に出回ってからだいぶ時間が経過しました。裏磐梯小学校の6年生2人も、プログラミングをしてロボットを動かすことに挑戦しております。6年生の2人が動かしているロボットは、球体のSphero(スフィロ)というものと、cozmo(コズモ)というミニダンプカーのようなロボット(ディズニー作品の『ウォーリー』にとてもよく似ています)です。2つとも、プログラミング学習で使えるかもしれないと思い1年前に購入したものでした。
かつて「プログラミングをする」ということは、ハードルの高いことでした。現在のようにゲーム機等と呼ばれるものが世間にあまり出回ってなく、自分でやりたいゲームはパソコンでプログラムを組んで自分で作る・・、あるいは雑誌の付録でついていたサンプルのプログラムを改造して自分の好みにする・・、そしてゲームができるようになるという世界の話でした。完全に物好きが足を踏み入れる、ディープな世界でした。それから40年以上が経ち、プログラミングもだいぶ敷居の低い分かりやすいものになってきました。しかし「もし○○なら~」「~を~まで繰り返す」「移動する距離は△△」等の命令語は、平易な言葉にはなったにしても、なかなか日常では使用しない、プログラミング特有の表現だなぁとあらためて感じました。
この2つのロボット、時間が来ると2人は交換して使い始めます。違うロボットだから抵抗が・・等ということは全くなく、当然のようにプログラミングを続行するのです。すごい時代が来たなぁ・・と、遙か昔にプログラムをいじった一人としては感じてしまいます。この前の理科の時間、『ウォーリー』に似たcozmoが動きを止めて「おなかすいた!」と連呼していました。もちろんH君が「おなかすいた!」と言わせるようにプログラムをしていたのですが、担当のA先生が「cozmo君!? あら、おなかすいたの?どうしたの?」と優しく話しかけていました。「いやいや、A先生。さすがにcozmoはAlexaとかSiriのように返事はできませんよ!!H君がそうプログラミングしたんですよ」と言って、みんなで笑いました。
一人一台でプログラミングロボットを操作できる。まさに少人数教育の真骨頂だなぁと感じました。
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