こんなことがありました!

校長室から 7/21

無事に1学期が終了しました!
 7月20日(水)3校時に第1学期の終業式を行いました。新型コロナウイルス感染症の対策を講じながら、1学期の教育活動をほぼ予定通りに実施することができ、本当に良かったと思っております。これからもしばらくの間は、こうした対策を講じながら教育活動も行う日々が続くとは思いますが、保護者の皆様と地域の皆様にご理解とご協力をお願いいたします。
 さて、35日間の夏休みが始まりました。この長い夏休みは、子ども達にとって大きな学びのチャンスだと捉えています。宿題を仕上げる、作品を仕上げる、読書をする・・等たくさんの学びが考えられますが、最も大切なことは、子ども達自身が『自分自身を律することは難しい』と、実感することではないでしょうか。
 20年近く前、6年生の担任をしていたとき、夏休みを過ごす上でのスローガン(気合い?)として、子ども達にこのように伝えました。
「夏休みとは、だらしない自分との戦いである!」
 この文言(気合い?)を目にした何人かの保護者さんから、「こんなにぴったりの言葉はない」とお褒めの言葉をいただきました。保護者さんは、長期休業中の我が子のだらしない姿を見て、結局最大の敵は自分自身(己)だなぁ、自分は親になったけど今だってそうだよなぁ、あまり我が子のことは責められないなぁ・・とつくづく思ったとのことでした。
 子ども達に成功体験をさせることは大切です。自信をつけ、次またチャレンジしようという気持ちを持たせることができるからです。しかし、失敗経験や試行錯誤、紆余曲折の無い成功体験は、自身に「成功した!」と実感をさせることも難しいと考えます。
 この長い夏休みは、失敗や試行錯誤、紆余曲折のチャンスです。子ども達の計画に任せてみたが、親の期待するものとは異なる結果となってしまった。だらしない自分との戦い・・に完敗してしまった。それこそが学びのチャンスです。そうなってしまった時は、ぜひ学校までご連絡いただければと思います。もちろん、子ども達の計画が計画通りに達成できたときは、盛大に褒めていただきたいです。
 子ども達には、やり直すチャンスがまだまだあります。何度も失敗を繰り返したとしても、試行錯誤した結果、紆余曲折した結果、成功した、成功に近づけたとなるであろうと期待しているので、その機会を大切にしたいです。
 8月25日(木)に、元気な子ども達に再会できることを楽しみにしています。