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こんなことがありました! 日誌

どうして水が!?

2025年11月4日 09時25分

4年生の理科では、水の様子の変化について学習しています。

教室に置いたコップの中の水は、いつの間にか減っていて、水が目に見えない水蒸気に変わることを学習しました。

今回の学習では、空気の中に入っている水を、目に見えるようにすることができるのかどうかを考えます。

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そこで、先生は、冷凍庫に入れて冷やしたコップを教室に持ち込みみんなで観察しました。

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みんなでじっくりと観察します。とっても真剣なまなざしです。

観察していると、コップが少しずつ白く曇ってきました。

真剣なまなざしに、コップが冷や汗をかき始めたのでしょうか?

「コップの周りが曇ってきたのはどうしてでしょう?」

先生が尋ねます。

「???」

「始めから濡れていたんじゃない?」

疑り深い子どもたちは、まだしっかりと納得できていなかったようです。

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そこで、今度はコップが濡れていないことを確かめた後に、氷を入れたコップの中に水を入れて実験しました。

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子どもたちは、日常生活での体験からどのようになるのか予想がついている様子ですが、どうして水がコップの外側につくのかを説明するのが難しい様子です。

「コップの周りの水はどこからきたのでしょうか?」

先生からの問いに、必死に自分の言葉で考える子どもたちです。

空気の中に入っている水を、目に見えるようにすることができること(結露)をなんとか理解できた4年生でした。

そして、後日。

磐梯山が白くなった日に、再び理科の授業がありました。

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先生が前回の授業を振り返り、結露の話になりました。

すると・・・・

「先生、しいたけの袋の中に結露が見られます。」

毎日霧吹きで世話をしていることから、結露に気がついたようです。

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「霧吹きの水じゃない?」

「霧吹きをやる前からついているから違うよ」

どうして結露ができるのか先生が理由を尋ねると、

「しいたけの袋の外側は寒いので、ビニールが冷やされて内側に結露ができます」

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なんと、前の授業でとっても悩んでいたはずの答えをあっさりと理解していまいた。

納得できるまで考えることが、分かるにつながったようですね。

そして学習内容が実際の体験へと結びつきました。

学ぶよさや学ぶ楽しさを味わう4年生です。