こんなことがありました!

虫眼鏡 電気を効率的に使うためのプログラミングをしてみました(6年理科)

 6年生は、手回し発電機で作った電気をコンデンサーに蓄電して豆電球や発光ダイオード(LED)を光らせたり、電子ブザーを鳴らしたり、モーターを回したりという活動をしてきました。そうした活動の中で同じ電気の量でも豆電球は40秒ほどで消えてしまうのに発光ダイオードは3分30秒を過ぎても明るく光っている事を発見しました。豆電球と発光ダイオードでは、なぜこんなに光る時間が違うのか、ずっと疑問でしたが、学習を進めていくうちに豆電球は電気を光と熱に変えているのに対して発光ダイオードは発熱することはなく、電気のすべてを効率よく光に変えていることが理由だとわかりました。(このことは、Hさんが明確に理由を話してくれ、全員が納得しました。)

 電気は、その多くが輸入された石油や石炭、天然ガスなどからつくられている貴重なものです。また、それらの燃料を燃やすことで多くの二酸化炭素が排出されています。こうしたことから、身の回りには、貴重な電気を効率よく使うために様々な工夫がされていることを学習しました。電球をやめて発光ダイオードの照明にしたり、信号機に発光ダイオードが使われるようになったり、人を感知したときだけ動くエレベーターや光るライトなどもあります。電気製品の中には、電気を効率よく使用するためプログラミングがされているものが数多く存在することも学びました。 

 こうした学習の終わりに今日は、教科書会社の作成したwebページを使ってセンサーが感知すると、扇風機が回るようにプログラミングを考えてもらいました。難しいかなと思い、時間をたっぷりとっていましたが、子ども達は、プログラミングに慣れてきているせいか、さほど時間がかからずに完成することができました。

 子ども達が挑戦したプログラミングは、このような物です。

1.スタートするとスイッチが入るという指示。これだとセンサーが感知するしないに関わらず、ずっと扇風機は回ったままです。電気の無駄遣いです。↓

.センサーで0.5秒感知すると扇風機が回るようにプログラムを付け足しました。しかし、これだとセンサーが感知すると扇風機が回るようにはなりますが、その後センサーが感知していなくても扇風機は、ずっと回りっぱなしのままです。電気の無駄遣いです。

3.さらに、センサーが感知しなくなったら扇風機のスイッチが切れるようにプログラミングを付け足します。これで、センサーが感知した時だけ扇風機は回り、電気は効率よく使われるようになりました。