こんなことがありました!

鉛筆 「人のたんじょう」そして、命は継がれていく・・。(5年生理科)

 5年生は、「人のたんじょう」という単元で、人は誕生するまで母親の子宮の中でどのように成長するのか、また、成長に必要な養分などをどのように取り入れ、逆に要らなくなったものはどうしているのかなどをめあてとして、自分たちでしっかり調べ、まとめ、先日、その単元の学習を終えました。下の写真は、その時の5年生の学習の様子です。

 

 さて、今、各学級では、朝の歌として「いのちの歌」という歌が歌われています。 ♪ 生きていくことの意味、問いかけるそのたびに~ ♪ 歌が進んでいくとこんな歌詞がでてきます。「 ~いつかは だれでも この星にさよならを する時が来るけれど 命は継がれていく 」 

 こんな歌詞が頭に残っていたせいか、「人のたんじょう」の学習の最後に「いったい、私たちの命は何人ぐらいの人から引き継がれてきたと思う?」と問いかけてみました。突然の質問に、意味不明といった表情の子ども達でしたが、少し質問の意味を説明して、子ども達と一緒に計算してみました。「一代前がお父さんとお母さんで2人、2代前がお父さんのお父さんとお母さん、お母さんのお父さんとお母さんで4人、3代前が8人・・・・・ 」といった具合に人数を書き出していって、10代前までの人数を合計すると、なんと2046人にもなり、さらに、11代前までの合計は4094人という大きな数字になることがわかりました。更にさかのぼると・・・ こんな風に考えると、とてもたくさんの人々の命を私たち一人一人は、引き継いでいることが分かりました。「こんなにたくさんの人から命がうけつがれているなら、全然関係ないと思ってた友達でも同じ祖先にたどり着くということもあり得るね。」そんな話も出ました。 

 実に沢山の人々の命が引き継がれて今の自分や周りの人々が生きているという事実を知って、自分自身は勿論、周りの人たちの命も貴重であり尊重し合わなければならないという事を改めて感じてくれたらうれしいなと思いました。

 その後、歴史好きのHさんが「ぼくの名字を調べてみると祖先は○○藩や△△藩の・・・」と発言したのを受けて「Hさんの話、私も興味があります。三代前ぐらいまでだとなんという名前の人で、何をしていた人か、なんとか分かるけど、その前となると分からなくなってしまう。調べてみたいと思います。」と、話はファミリーヒストリーへと展開しそうになりましたが、残念ながらここで時間が終了。単元の終わりに興味のわく話も聞けました。