こんなことがありました!

虫眼鏡 地層のでき方2(6年生理科「大地のつくり」)

 9月24日(金)に行った実験の続きです。蓋のあるコップに水を入れ、そこに土砂を入れてよく振って静かに置いておいたコップの中には地層らしきものができていました。また、海や湖に見立てた容器に、土砂を流し込んだものにも地層らしきものができていました。

T;「種類ごとに分けて入れたわけではないのに、どうして、地層みたいに重なっているのだろう。」

C;「粒の重い物、大きいものは速く沈むからだと思います。」 (みんな賛成)

T;「自然の中では、流れる水が海や湖などに土砂を流し込むことは大雨などのたびに何度もあると思います。もう一  度土砂を流し込んだらどうなるかな。」

C;「前に分かれて地層になった土砂が、もう一度舞い上がって、その後、粒の大きい物、重たい物から先に沈んで、1回目の地層のそれぞれの層が厚くなるのではないかと思います。」(みんな賛成、ん?とちょっと悩んでいる子が1名)

T;「では、どうなるか、試してみましょう。」

というわけで、先週土砂を流し込んだ水槽に再び土砂を流し込んでみました。

 さあ、結果はどうなったか、次の理科の時間までそっとしておきたいと思います。2回目の土砂を入れると、さらに本物の地層らしくなってきました。子ども達からは「地層ができた!」と声が上がっていました。

 次に、「火山のはたらきによって地層はどのようにできるのか」というめあてに取り組みました。まず、噴火の画像などを見せた後、噴火の様子をモデルで再現実験してみました。 今回の実験で使った材料は、コーラ、ラムネ菓子、入浴剤などです。これを使って、マグマや溶岩、火山灰などを再現しました。朝、実験の材料を目にした子ども達は、「先生、今日は、メントスコーラをやるんですか?」と声をかけてきました。Yutubeで子ども達は、見ているようで何をやるかが分かっていたようです。メントスも用意していましたが、やっぱりと思われるのもシャクなので今回は、500mlのコーラにラムネ菓子17個や入浴剤のかたまりを数個を入れて実験しました。勿論、ただ噴出して面白かっただけでは学習にならないので、これは、マグマがどんどん上がっていくところ、これは、噴出したマグマの泡がはじけて火山灰になって飛び散っているところ、これは、噴出したマグマが溶岩となって山を流れているところ、この流れている溶岩が固まった岩石も溶岩と言って、それは皆さんがこの間、観察した岩石であることなど、こと細かく解説を入れながら行いました。とにかく子ども達にとっては楽しい実験だったのではないかと思います。こうした実験の結果をもとに次の時間では、地層のでき方についてまとめていきたいと思います。(今回の噴火のモデル実験を撮影してくれたのは、O.Yさんでした。上手に撮影できました。ありがとう。)