こんなことがありました!

虫眼鏡 沸騰した時に水の中から出てくる泡の正体は?(4年理科)

 2月25日(金)、4年生は、水が沸騰した時に水の中から出てくる泡の正体を調べました。実験前の子ども達の予想としては、前の時間には、水の中にある空気とか水蒸気とか、沸騰石に含まれている空気とか、色々と意見が分かれましたが、今日改めて聞いてみると全員が空気という予想で一致していました。(中には、水っぽい空気という予想もありました。)果たして・・・。実験の方法は、なかなかこれはという良い方法が見つからないので、とりあえず泡をポリ袋に集めて様子をみることにしました。

 水を沸騰させると水の中から泡がどんどん出てきて、それがロートに入り、ロートにつないだストローを通ってポリ袋に入っていきました。ようく観察してみると、ポリ袋は次第に曇り、やがて水滴がつき、最後にはポリ袋の隅に水がたっぷりと溜まりました。この実験結果を全員で確認した後、泡の正体は何かをもう一度尋ねてみると、全員が「水蒸気」と答えました。さらに、なぜ、ポリ袋に水がたまったのか考えを聞いてみると水蒸気が冷えて水になったという考えがかえってきました。

 念のため、泡が空気ではないことを確認するための実験を全員で行いました。水の中にエアポンプを入れ、同じ方法でポリ袋に空気を集めてみました。すると、ポリ袋は膨らむだけで、曇ることもなく、ましてや水滴がついたり水がたまったりということは全くありませんでした。

 水を熱した後の水の量が減るのは、水が水蒸気となり蒸発するためだということが分かりました。 

 尚、4年生の実験は、この実験が最後となりました。1年間、積極的に実験に取り組みいろいろなことを発見した子ども達に大きな拍手を送りたいと思います。