夏休み自由研究(カイコ)2
8月11日(水)午前9時の天気は晴れ、気温は21度。台風9号は、温帯低気圧に変わった後も青森や北海道などに大きな被害をもたらしました。今まで台風による被害の少なかった場所でも、近年は、今回のように大きな被害を受けることが増えている気がします。今年の台風8号は、太平洋側から日本海側に抜けるという珍しい進路をとりました。今までの経験から判断することが難しい時代になってきていることを感じます。8月から10月は台風の多い時期です。油断せずに普段からの備えが大事だと感じました。
さて、先日、繭から成虫となって出てきたオスのカイコ、その後、メスのカイコも出てきて、卵を産みました。このカイコの卵の事ですが、すぐに幼虫が孵る「非休眠卵」と冬を越してから孵る「休眠卵」があることについて「・・では、この違いはどうして起こったのでしょう。それは、メスの成虫(母親)が卵の時期に25°Cにさらされると休眠卵を、15°Cにさらされると非休眠卵を産卵するそうです。つまり卵の時期の温度条件によって休眠するかしないかを産み分けているそうです。・・・」というように記載しました。そしてこれが本当なら「・・・今度生れる卵は、休眠卵になるはずだ。」と。
さて、実際はどうだったかというと・・・調べた通り、産まれてきた卵は次第に色が黒く変色していきました。つまり休眠卵でした。この卵は、このままの状態で冬を越し、来春、幼虫が誕生するということになります。では・・・・・人工的にこの卵に低い温度、つまり冬を経験させらどうなるのでしょう。新たな疑問が出てきました・・・。
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