こんなことがありました!

鉛筆 「環境を守るわたしたち」(5年社会)調べ学習、始まりました。

 5年生の社会科もいよいよ最終単元「環境を守るわたしたち」に入りました。この単元でも学習課題に向かって調べ、google スライドにまとめる学習をしようと子ども達と話し合いました。そして、そのまとめを前の単元の「森林とわたしたちの生活」のまとめと一緒に6年生に発表することとしました。

 こうした調べ学習をする際には、少しでも子ども達が「なぜだろう、調べてみたい」と思ってくれるような課題提示を心がけています。この「環境を守るわたしたち」では、google スライドを使って、このような課題提示をしました。

 この単元で学習する舞台は、京都府京都市の鴨川です。鴨川は川沿いに、京都御所や三十三間堂などが立ち並ぶまさに町中を流れる川です。

 鴨川は、きれいな川で、江戸時代の様子を描いた絵を見ると鴨川は人々の憩いの場であったことが分かります。

京都では、こうしたきれいで豊富な水を利用して、湯葉づくりや友禅染めなどの産業が昔から盛んでした。

 ところが、この写真を見てください。これは、1969年の鴨川の写真です。きれいだった川が汚れはてた川となっています。BODという川の水の汚れを表す数値も高くなっています。

 しかし、汚れ果てた鴨川ですが、現在は、また江戸時代のようにきれいな川に戻り、人々の憩いの場になっています。

 「なぜ、きれいだった鴨川が汚れた川になったのだろう」

「ごみを捨てたからじゃないかな」

「工場で汚れた水を流したからではないかな。」「高度経済成長期・・・」

 プレゼンテーションをした後、話し合いをしながら次の様な課題を設定しました。

「~きれいな鴨川は、なぜ汚れたのか、どうやってもとのきれいな川にもどったのか~」

 子ども達は、早速、調べ学習に入りました。そして、2時間弱で、一通り調べ活動を終えることができました。この後、互いに意見を交換し合ってより良い発表内容になるよう修正をかけていきます。完成したスライドは、後日アップします。