こんなことがありました!
夏休み自由研究(カイコ)
6月23日に卵からかえったカイコ。あれからひと月あまりが経過して繭をつくりました。あと数日で成虫が繭から出てくることと思います。
(6月23日)
(7月30日)
ここで不思議なのは、昨年度の卵は、一冬越した3月に幼虫がかえったのに、今年は、産卵から10日ほどで幼虫がかえったということです。
調べてみるとカイコの卵には、休眠卵と非休眠卵があることがわかりました。つまり、昨年産まれた卵は休眠卵、今年産まれた卵は、非休眠卵ということです。では、この違いはどうして起こったのでしょう。それは、メスの成虫(母親)が卵の時期に25°Cにさらされると休眠卵を、15°Cにさらされると非休眠卵を産卵するそうです。つまり卵の時期の温度条件によって休眠するかしないかを産み分けているそうです。ということは、この繭から成虫が誕生し卵を産むとその卵は25℃にさらされるので、休眠卵になるということでしょうか。確かめてみたくなりました。ちなみに休眠卵は黒色なのですぐにわかります。 それにしても、不思議な体のメカニズムをもっているものです。
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