こんなことがありました!

虫眼鏡 黄色い粉と白い粉は、元の金属と同じものか?(6年理科解決編)

 6年生は、塩酸を注いで鉄(スチールウール)が溶けた液体を蒸発させて残った黄色の粉と、同じく塩酸を注いでアルミニウム(アルミ箔)が溶けた液体を蒸発させて出てきた白い粉が、もとの鉄やアルミニウムなのかを調べました。黄色い粉が鉄かどうかを調べるためには、磁石を近づけたり、電気が通るか調べたり、塩酸や水をそそいで溶けるかどうかを調べたりしました。白い粉がアルミニウムかどうかを調べるためには、電気を通すかどうか調べたり、塩酸や水を注いで溶けるかどうかを調べたりしました。その結果、黄色い粉も白い粉も両方とも水に溶ける等、鉄やアルミニウムと全く違う性質を持っていることが分かりました。こうした結果を受けて、改めて子ども達に鉄やアルミニウムが溶けた液体を蒸発させて出てきた固体は鉄なのか、アルミニウムなのかを問いました。すると「○○だから鉄ではない、○○だからアルミニウムではない。」と、はっきり答えてくれました。水溶液には、金属を全く違うものに変える働きを持つものがあるようです。今日の実験は、全部で9つの観点で調べてもらいました。大変だったと思いますが、6年生は、さすがによく頑張って結論を導き出してくれました。