こんなことがありました!

虫眼鏡 てこを使って、できるたけ小さい力で重い物を持ち上げるには?

 6年生の理科「てこ」の実験です。今日は、「てこ」を使ってより小さい力で重い物を持ち上げる方法を考えました。

 ① 作用点と支点との距離を変えて調べる。(条件統一の考えから、支点と力点の距離は変えません。)

 ② 力点と支点との距離を変えて調べる。(このときは、支点と作用点の距離は変えません。)

 今日は、実験の時間を多くとり、繰り返し実験をしてもらいました。その結果、てこを使って重い物を小さい力で持ち上げるには、「作用点は支点に近づける」「力点は支点から遠ざける」と重い物を小さい力で持ち上げることができるいう結論に達しました。つまり、てこを最も有効に使い重い物を小さい力で持ち上げるには、この二つの結果をまとめて、「力点は支点から遠くし、作用点は支点に近くすればよい」ということになります。

 さて、今日の実験が終わった後、Dさんからこんな質問がありました。|先生、(重い物を楽に持ち上げられた気がするけど)本当に、小さい力で持ち上げているの?」 Dさんがこの実験を通して抱いた心からの疑問だと思います。

 この疑問に応えるためにも、「なぜ、てこを使うと重い物を小さい力で持ち上げられるか。」このことを常に頭に置かせて、学習を進めていきたいと思います。