こんなことがありました!

虫眼鏡 葉に日光があたるとでんぷんができるか。(6年理科)

 6月21日(月)、6年生はいわゆる光合成について実験をしました。前日からアルミ箔でジャガイモの葉を覆い、実験の準備をしました。覆いをした葉はア、イ、ウの3種種類に分けました。アの葉は、1時間目にでんぷんがあるかどうか調べました。イの葉は朝のうちに覆いを外し日光が沢山当たるようにしました。ウの葉は、覆いをしたまま日光が当たらないようにしました。イとウの葉については、5時間目に実験を行いました。実験の方法としては、「たたき染め法」(ろ紙で葉をはさみ、ろ紙の上から木づちでたたき、その後ろ紙をヨウ素液につけてデンプン反応を見る方法)と「エタノール脱色法」(ジャガイモの葉をお湯であたため、柔らかくした後エタノールに入れ、湯せんすることで葉を脱色し、その後、ヨウ素液につけ反応を見る方法)で行いました。エタノール脱色法については、教科書は「葉をお湯であたためる」としていましたが、この方法では葉はやわらかくならず、脱色にもかなりの時間がかかるので、同じ悩みを持つ他の先生方の実践を調べて「葉を煮る」こととしました。さて、結果はというと・・・両方の方法とも、日光の当たったイの葉のみ、わずかですがでんぷんができていることが確認できました。天気予報を見て、「晴れ」を信じて開始した実験でしたが、思ったより太陽が雲に隠れている時間が長かったのかもしれません。まだまだ、教材研究をしていく必要も感じました。子ども達は、今回、「たたき染め法」については1人で実験、「エタノール脱色法」については、教員の実験を見た後、二つのグループに分かれて実験を行いました。「エタノール脱色法」では、エタノールに溶けだした葉のきれいな緑色に感動していました。(まさにかき氷にかけるメロンシロップの様なおいしそうな色でした。)理科の楽しさを味わうことのできる実験であったかと思います。よく頑張りました。