こんなことがありました!

花丸 おめでとう!Tさん!

  本校6年生Tさんが、第70回 ”社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~作文コンテストにおいて優秀賞に輝き、2月9日(火)、村長室において行われた表彰伝達式で、表彰状並びに副賞を授与されました、Tさん、おめでとうございます。

 

 今回、受賞の対象となった作文です。素敵な内容なのでアップします。

地域の力で
                                 裏磐梯小学校   6年 T.A


 毎日、日本中のどこかで犯罪や非行をしてしまう人たちがいます。ぼくは、ニュースやテレビ番組でそのような人たちを見るたびに、犯罪や非行をしてしまう人の多さに驚いてしまうとともに、悲しく怖くなってしまいます。誰だって、犯罪や非行が悪いことであると分かっているはずなのに、犯罪や非行をしてしまい、そして繰り返してしまうのは、なぜなのかを考えてみました。
 はじめから、犯罪や非行をしてしまうと決まっている人などいないと思います。きっと、自分の心の中に悲しい気持ちや苦しい気持ちがあって、ひとりぼっちで、どうにもできなくて犯罪や非行に走ってしまうのかなと思います。そんな人たちを犯罪や非行に走りたくなる気持ちから救うのが、人とのつながりであると考えました。
 今ぼくの住んでいる北塩原村では、犯罪や非行の話は聞いたことがありません。北塩原村は、村の子どもたちが、幼稚園から中学校を卒業するまでほとんど同じメンバーで過ごすような小さな村です。そのため、地域のみなさんは、ぼくが生まれたときから、ぼくたちのことを村の宝だと言っています。いつでもぼくたちの成長を喜んでくれて、ぼくたちのことを見守ってくれています。
 登下校のときには、登下校をサポートしてくださる人や、全く知らない村の人でも、
「おはよう。いってらっしゃい。」
と笑顔で声をかけてくださいます。村の人たちと幼稚園、小学校、中学校みんな一緒の運動会では、みんな本気で戦い、応援し合います。勝っても負けても、みんな笑顔で、地域の絆をさらに深めています。ぼくにとっては、当たり前のことですが、この地域の人とのつながりのおかげで、ぼくは、温かい気持ちになり、安心して毎日楽しく過ごせています。このような人とのつながりが、北塩原村で犯罪や非行をさせないことにつながっていると思います。
 北塩原村では、小さなときから「誰にでも明るく元気なあいさつをする。」と教えられてきました。北塩原村は、有名な観光地です。県外からも海外からも、多くの観光客が来ます。犯罪に巻き込まれないために、元気なあいさつをするのです。元気なあいさつで、悪いことをしようとしている気持ちをやっつけることができるのです。
 北塩原村は、優しさと笑顔であふれています。北塩原村は、犯罪や非行を生まない、犯罪や非行をさせない村です。もし、悲しくて悩んでいたり、苦しい気持ちでいっぱいだったりする人が北塩原村を訪れたら、ぼくたち村の人々の温かい気持ちにふれて、犯罪や非行を思いとどまることができると思います。ぼくは、この村で、元気なあいさつやみんなで楽しむことを続けて、明るい村、社会を作っていく一員でありたいです。