本日1月9日(火)に第3学期始業式が行われました。
【校歌斉唱の様子】

【校長式辞の様子】

続いての校長式辞では、式辞に先立って校長から、能登半島地震で大勢の方がなくなったこと、今現在も避難等で大変な思いをしている方が大勢いることに対して哀悼の意を捧げるとの言葉がありました。そして、このような大災害に見舞われ、学校の始業のめどが立たない地域がある中、日常どおりの生活を送ることができること、予定どおりに始業式を迎えられたことの意義についての話がありました。
続けて3年生に対しては、この3学期の45日間を終えて4月を迎えたとき、今思い描いている高校に入学することができているように努力をすることについての話がありました。
2年生に対しては、3年生の姿を1年後の自分として捉え、1年後に焦りや苦悩を抱えているかどうかはこれまでとこれからの努力にかかっているという話がありました。また、「努力」とはどのようなものなのかが具体的にイメージできるように、1986年にスラム・ダンク・コンテストで優勝したスパッド・ウェブ選手を例に挙げていました。スパッド・ウェブ選手は168㎝という小柄な体格でダンクシュートを決めて大会で優勝しました。このことは大きな驚きと衝撃を世間に与え、「小さかったら高く飛べ!」というキャッチフレーズでコマーシャルにもなりました。普通に考えれば168㎝という身長でダンクシュートは無理だと考えてしまいます。しかし、その分高く飛べばできると努力したことでスパッド・ウェブ選手は大会で優勝するほどのダンクシュートをできるようになったのです。このことから、自分に限界を定めないこと、不可能と思われることであっても、努力の結果成し遂げられることあることがわかります。本校生徒にも自分で限界をきめつけるのではなく、どこまでも自分を伸ばすような努力をして自分自身の可能性を切り拓いてほしいと思います。
続けて1、2年生に向けて、4月になり新入生が入学してきたときの自分自身をイメージしてこの3学期を過ごすようにとの話がありました。新2年生、は中堅学年、新3年生は最上級生として学校をリードできるようにこの3学期の成長に期待しています。
【生徒発表:「冬休みの反省と3学期の目標」の様子】



1年生代表の目黒結心さんは、冬休み中はなりたい自分を思い描きながら苦手教科、得意教科の学習に取り組んだこと、3学期は冬休みの学習の振り返りを活かした学校生活を送ることについて発表しました。
2年生代表の古川杏樹さんは、冬休み中は思うような生活や学習への取り組みができなかったことを反省として挙げていました。一方で、家庭での自分の役割をしっかり果たしていたことも述べていました。3学期は3年生卒業後を見据えて後輩に頼られる先輩になること、気を引き締めて過ごすことを目標として掲げていました。
3年生代表の目黒瑛心さんは、第3学期の45日間を中学校生活の集大成として悔いなく過ごしていくこと、教職員からの言葉かけや友人達の存在があって受験勉強に取り組んでこれたことなどについて発表しました。
学年代表の生徒の皆さん以外にも、それぞれ生徒がそれぞれの思いや目標をもっていることと思います。それらの目標を一人ひとりが叶えられる学期にしてほしいと思います。
第3学期始業式後に、表彰披露と第3学期の清掃分担についての確認がありました。
【表彰披露の様子】
表彰披露では3年生の遠藤友貴さんが「日本情報オリンピック予選 敢闘賞」で表彰されました。

【清掃分担についての確認の様子】
新しい班での清掃、そしてこの第3学期からは、これまでとは違ったローテーションで清掃を行うということもあり、時間を取って担当教師からていねいに説明が行われました。

この確認の10分後に新しい班、新しい清掃区域の清掃が行われました。確認されたことに沿って一人ひとりが活動し、スムーズに清掃活動を行うことができていました。
12月22日(金)に第2学期終業式が行われました。様々な行事があり、ときに充実感や楽しさを感じ笑顔になり、ときに苦労やつらさを感じたこともあった生徒達ですが、その分様々な点での成長が見られた2学期でした。
第2学期終業式は校長式辞から始まりました。

校長式辞では、第2学期の様々な行事への取り組みと、そこでの生徒の成長についての称賛がありました。その後、冬季休業中に誘惑に負けないこと、そして特に3年生には進路決定までもう限られた時間しかないからこそ、やるべきことをやること、限界までやることなどの励ましや叱咤激励が述べられました。
続いて各学年の代表生徒による発表がありました。

生徒発表では、第2学期を振り返っての反省、冬季休業中の過ごし方の目標、第3学期の抱負などが述べられました。
次に行われたのは、校歌斉唱です。

第2学期の締めくくりで、生徒達はのびのびとした歌声で校歌を斉唱していました。
第2学期終業式終了後に、生活委員会と生徒指導担当から冬季休業中の生活の注意点について話がありました。

生活委員会が冬季休業中の生活で特に守ってほしいことについて確認した後、生徒指導担当教師から「正しい行動をするためには、一人ひとりが正しい判断をできるようにならなければならない」という話がありました。第2学期終業式での校長式辞でも述べられたように、一人ひとりが正しい判断をして誘惑に負けず、有意義な年末年始を過ごしてほしいと思います。
最後に、保健指導として保健委員会と保健担当からの話がありました。

保健委員会からは「冬休み」にちなんで「ふ」「ゆ」「や」「す」「み」から始まる注意点が述べられました。中でも「や」にちなんだ、ゲームやインターネットの「やりすぎ」には十分注意してほしいと思います。
保健委員の発表後、保健担当からこれまでの検診で治療が必要と判断されて未治療がある生徒はこの冬季休業の時間を使って治療をすませること、まだまだインフルエンザや新型コロナウイルス感染症などの感染症が流行しているので十分な対策をして生活することの2点について話がありました。
第2学期終業式という節目にあたって、全校生徒が無事に第2学期を終え、更には令和6年を迎えられることに大きな安堵と喜びを感じています。
新年、そして第3学期も充実した時間になるよう、この年末年始を過ごしてほしいと思います。
なお、 本ブログでの紹介以外にも、本校保護者及び地域の皆様には、紙面による学校だより「北一だより」も発行しています。「北一だより」は保護者の皆様にはお子様を通しての配付、地域の皆様には地区の回覧でお知らせしています。
「北一だより」第19号には、今回ブログでご紹介した生徒発表作文の全文が掲載されていますので、併せてご覧ください。
12月7日(木)に「ふくしま『未来の教室』授業充実事業授業公開」が行われました。参加者に感染症対策を呼びかけ、万全の受け入れ体制での実施となりました。また、参加者には「裏磐梯 百年水」も配付されました。

当日は60名を超える参加者をお迎えしてICT機器を活用した授業を提供しました。予想を上回る参観者に緊張気味の生徒も見られましたが、授業が進むうちに緊張がほぐれて普段どおりの姿で授業に参加することができていました。
【第1学年:国語科】


【第2学年:数学科】


【第3学年:保健体育科】


生徒下校後、授業者と参観者で授業の意見交換会が行われました。「生徒が落ち着いて授業を受けることができている」、「ICT機器の扱いに慣れている」「意見をしっかり発表できている」などの意見が多く寄せられました。また、今後の課題として寄せられた助言等につきましては、今後の学校教育の向上に活かしていきたいと思います。
【意見交換会の様子】
[ 国語科 ]

[ 数学科 ]

[ 保健体育科 ]

最後に、講師の先生をお招きして「ICT教育の現在と未来像」というテーマで講演会を行いました。

講演会では、今後ICT教育を進めて行く上での新たな気づきや手がかりが得られました。
ICT教育は教科として位置づけられてはいませんが、近年では教科はもちろんのこと、委員会活動などの教科外での活動も含めて横断的に身に付けるべき内容となってきています。今回の講演で得られた杵築や発見、新たな視点は本校のみならず、講演を聴いた教職員が所属するそれぞれの学校にとって有意義なものであったかと思います。
講師の先生を始めとて、ご参会なさった先生方のお陰で有意義な時間を過ごせたことに厚く御礼を申し上げます。
11月14日(火)発行の「北一だより」第16号に掲載されているとおり、本校では11月9日(木)から放課後学習会を毎週木曜日に3年生を対象として実施しています。当面は数学科の高校入試に出題されやすい内容を中心に学習を進めていく予定となっています。
この放課後学習会は、学校の応援団の酒井さんと地域のボランティアの佐野さんが講師役を引き受けてくださったことで実現しました。11月9日(木)は初回ということで、3年生全員が参加し、学習の進め方などについて説明を聞きました。
そして、11月16日(木)の2回目からは、自主的に参加したい3年生を対象として実施しています。どれくらいの生徒が放課後学習会に参加するのか、期待と不安を感じていましたが、これまでのところ毎回半数以上の3年生が参加しています。
このような一つ一つの努力が結実して進路実現に繋がっていくと思います。今後も自分の目標達成に向けて努力をつつけてほしいと思います。
なお、このような放課後学習会を実現させてくださいました酒井さんと佐野さんに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

今回は本校での入試対策について簡単にご紹介します。「入試対策」という言葉から3年生のことをイメージする方が多いと思いますが、中学校での入試対策は2年生から本格的に始まります。
下の写真は第2学年教室前の様子です。これから取り組んでいく入試対策教材が陳列されています。各教科1冊、計5冊の問題集に計画に沿って取り組むことで3年間の復習ができます。そして、問題集に取り組む中で自分の弱点を把握し、弱点克服を自主学習で行うというサイクルを創り上げることが理想です。2年生の皆さんには、このことを意識して問題集や自主学習に取り組んでほしいと思います。

なお、「中学校での入試対策は2年生から本格的に始まります」と前述しましたが、高校入試には中学校3年間の学習内容に加えて、ときには小学校での学習内容も出題されます。そのため、小学校での学習も中学校に入学してからの学習も、すべてが高校入試に繋がっていると言えます。
1年生の皆さんにも、現在の3年生、2年生の姿が自らの2年後、1年後の姿であると捉えて日々の学習に取り組んでほしいと思います。
11月24日(金)、27日(月)の2日間にわたって第2学期末テストが行われました。24日(金)は技能教科、27日(月)は5教科のテストでした。
この2日間は、いつもよりも真剣な表情の生徒が多く見られました。特に27日(月)は1校時から5校時まで5教科のテストだったため、昼休みにも学習にいそしむ姿が見られました。
ときどき勘違いをしてしまう生徒がいますが、テストは学習の終着点ではありません。これまでの学習内容に対しての自分の理解度を把握し、抜け落ちていたところや苦手分野に的を絞って学習して確実に身に付けるための絶好の機会です。テストを受けてそこで学習の手を緩めるのではなく、返却されたテストの見直しや間違い直しをすることで弱点を克服し、身に付いていなかった学習内容を定着させるところまで学習を継続することを期待します。
【1学年のテストの様子】

【第2学年のテストの様子】

【第3学年のテストの様子】

中学校で学習した知識や技能は、中学校卒業後の進学や社会人として働く際の基盤となります。「今」のために学習するのではなく、自分の「将来」のために学習に取り組んでほしいと思います。