R3.12.6. 校長室から
触れ合うことの大切さ
触れ合うことが大切、スキンシップが大切。そんなことは言われなくとも分かっていることでしたが、これに関して、脳科学者の中野信子氏が大変興味深いことを言っておられました。(https://president.jp/articles/-/44937?page=1 参照)紹介いたします。
今回は、中野信子氏の内容を元に本文を作成しておりますので、「~らしいです」「~のようです」と言った、伝聞表現が頻繁であることご了承ください。
道路の両側にある側溝には、たいてい蓋があります。コンクリートの蓋の場合もあれば、金属の柵状の蓋(=グレーチング)の場合もあります。我が家で飼っているゴールデンレトリバーは、
このグレーチングの上は歩きません。歩きたがりません。おそらく、下が透けて見えて怖いからではないかと思います。グレーチングと似たようなもので、床がガラスあるいはアクリルでできている、ガラス床があります。ガラス床は、東京スカイツリーや東京タワー等に設置されています。確かに下が透けて見えると、どんなに強度的に大丈夫とは思っていても、へっぴり腰になってしまいます。そのガラス床を用いたラットの実験のことです。
ガラス床を歩く実験をラットにおこなった場合、下が透けて見えても平気で渡ってしまい、餌にありつけるグルー
プがあったそうです。そのグループには、ある特徴がありました。親が子をよく舐めて育てる『グルーミング』をする、という特徴だそうです。本当に『グルーミング』が影響しているのか、ただ単に勇気のあるDNAを持ったラット家族だったからなのか、それを検証する必要があります。次に、子どもだけを入れ替えて育てさせ、同じ実験をしたそうです。結果は、やはりグルーミングをしてもらった子は、ガラス床を抵抗なく渡ることができるようになったらしいです。
つまり、ガラス床でも渡ってエサを手に入れようという意欲は、『グルーミング』による結果であることが証明されたということでした。
このガラス床を渡ってエサを手に入れたラットの脳を調べたところ、恐怖を感じる場所(海馬と扁桃体)が、親に舐められることによって変化したことが分かったそうです。接している時間、育ててもらったという経験によって、脳そのものが変化したということです。これは凄いことだなと思いました。
ラットの実験結果から、接している時間、育ててもらったという経験によって、脳そのものが変化することが分かったということは、極めて重大なことではないでしょうか。頭の使い方を工夫するという努力の側面だけではなく、頭(=脳)の性能をアップできるというハードウェアのアップグレード変更と解釈することもできるかもしれません。
このグルーミングで変化した海馬と扁桃体は、私達の長期記憶にも大きな働きを担っている
ようです。若干短絡的ではありますが、グルーミング(=スキンシップ)を積極的におこなうと、記憶の向上も期待できると考えることもできるかもしれません。
私達ヒトのグルーミングは、スキンシップと考えることができます。スキンシップは大切なことだということは、幾度となく聞いてきたことですし、十二分に分かっていたつもりでした。しかし、スキンシップは心の安定を図るためだけのものではなく、脳の発達を促すことにつながるということに、私は驚きを隠すことができませんでした。
ぜひ、親子のスキンシップ(=グルーミング)をお願いいたします。保護者の皆さんが日々忙しいことは十分に分かっているつもりです。しかし、積極的にスキンシップを図ることで、お子さんを含めた家族が脳に良い変化をもたらすのであれば、やってみる価値があるのではないでしょうか。
今日の出来事
今日の出来事
12月6日(月)今日の給食です。



今日の献立は、
・ごはん ・牛乳 ・味付けのり ・せんべい汁 ・焼き鯖 ・白菜松前漬け です。






今日の一口メモ
戊辰戦争後、会津藩は再興を許され、現在の青森県むつ市を中心とした新しい領地斗南藩をつくりました。辛苦の末たどり着いた会津藩士を陸奥の人々は温かく迎えてくれました。今も旧会津藩士の子孫が多く住んでいます。今日はそのむつ市の特産品を取り入れました。青森県の郷土料理『せんべい汁』の献立です。
今日の出来事
12月6日(月)、午前8時の天気は快晴。気温は-6度。天気が良くて気温の低い日は、気持ちがシャキッとします。太陽の光で雪が輝いて見えます。さあ!今週も頑張って行きましょう。



今日の出来事
令和3年12月1日~令和4年1月31日の期間、県教委主催の「webなわとびコンテスト」が開催されています。これは、「楽しくクラスメイトと協力しながら友情を深め、体力・運動能力の向上を図る」ことを目的に毎年開催されているものです。
休み時間、3,4年生教室の前を通ると、何やら子ども達と担任の先生の歓声が聞こえてきました。「何だろう?」と教室をのぞいてみると、3,4年生がこのコンテストに応募し、12月2日現在、「9人以下の長縄跳び4年生の部」で、3分間に跳んだ回数、314回の記録で第1位の位置にいるというのです。確かに、3,4年生は学習発表会でも見事な長縄跳びを披露していました。
3,4年生の皆さん、第1位、おめでとうございます。でも、コンテストの期間はまだまだたっぷり残っています。きっと他の学校の子どもたちもこの記録表を見て更に練習を積んで記録を伸ばしてくることでしょう。最後まで1位を守れるようみんな仲良く協力し合い励まし合って、これからもがんばってください。

↓学習発表会で披露された3,4年生の長縄跳びの様子


今日の出来事
12月2日(木)には、2学期末の授業参観、家庭教育支援講演会・PTA全体会を行いました。お忙しい中、多くの保護者の皆様にご参加いただき誠にありがとうございました。家庭教育支援講演会においては、会津教育事務所より主任社会教育主事の先生にお出でいただき、ご講演いただきました。「人は何のために生まれてきたか~幸せ気分でするしつけ~」と題したご講演は、心穏やかに子育てを行うヒントがたくさんありとても良いお話でした。ご講演いただきました主任社会教育主事の先生に心より御礼申し上げます。また、PTA全体会終了後、6年生に対しては中学校入学に向けて、制服採寸、体操着販売なども行われました。
写真は、各学級の授業参観の様子です。
1.2年生 「親切にすると気持ちがいい(はしの 上の おおかみ)」(道徳)



3.4年生 「磐梯山の動植物についてまとめよう」(総合的な学習の時間)



5.6年生「役割と責任(この思いをフェルトペンにたくして)」(道徳)



今日の出来事
12月3日(金)今日の給食です。



今日の献立は、
・ワカメごはん ・牛乳 ・生揚げと大根のオイスター煮
・厚焼き玉子 ・もやしのナムル です。
↓ 5,6年生の給食の様子です。今日も残さずおいしくいただきました。





今日の一口メモ
食事のマナーは、みんなが気持ちよく食べられるようにと考えられた決まりです。汚らしい食べ方は、周りの人を嫌な気持ちにします。マナーを守って気持ちよく食べましょう。
今日の出来事
今日の出来事
12月3日(金)、快晴。午前8時の気温は0度。青空をバックに、雪をかぶった磐梯山がとてもきれいです。


今日の出来事
今日の社会の時間は、「中小工場では、どのように製品づくりをしているか。」についてまとめました。
まず、昨日作成したスクールタクトや動画などを使って、調べたことを発表しました。
Yさんは、京浜工業地帯にある東京大田区の中小工場の製品づくりについて発表しました。「しぼり」という専門的な技術を使っての製品づくり、また、中小工場同士がそれぞれに専門技術を生かし協力し合って製品を作っている(「仲間まわし」と言うそうです。)ことなど、発表してくれました。


Hさんは、北陸工業地域にある福井県鯖江市の「メガネ」作りについて動画なども入れながら発表しました。メガネのつくり方や鯖江市の眼鏡づくりの歴史、そして、高い技術で生産されるメガネは、日本シェア95%、世界シェア10%という人々から愛される製品になっていることなど、発表してくれました。


発表が終わったあと、大工場での製品づくりと比べて、中小工場の物づくりについてその特徴を話し合いました。
そして、話し合いで出た言葉を使って、中小工場の製品づくりについて二人にまとめてもらいました。
これが、そのまとめです。
まとめ; 中小工場では、高い技術を生かして、協力しながらていねいに製品をつくっている。

短い時間で調べ、話し合ってしっかりまとめることができました・・・。