今日の出来事

8月12日(水)、夏休み14日目になりました。今日は、朝から雨が降り、昨日と比べると過ごしやすい日になっています。磐梯山も雲の中です。でも、夜にはこの雲もなくなり、晴れてくれるといいなあと思っています。
というのは・・・
今夜は、今年一番ペルセウス座流星群の活動が活発になる夜だそうです。周りの明るさにもよりますが、1時間に30個ほどの流れ星を観測できるチャンスです。月は、下弦の月で明るさもさほど明るくないという好条件です(福島県の今日の月の出は23時11分)。流星群の活動は、22時頃に最も活発になるそうですが、たくさんの流れ星を見つけることができるのは、夜半から明け方にかけてということです。観測のコツは、ゆったりとした気持ちで、リラックスながら空全体を15分~20分ほど眺めることだそうです。生活のリズムを崩すことなく無理のない範囲で空を眺めてみるのもよいかもしれません。私は、流れ星が少しずつ見え始める21時頃から縁側に座ってのんびり空を眺めてみたいと思っています。
今日の出来事
8月11日(火)、夏休み13日目です。昨日は、県内各地で久しぶりに35度を超える暑い日になりました。予報によると今日は、さらに暑い日になりそうです。福島市ではなんと38度まで気温が上がるという予報です。水分をこまめにとって、熱中症に気を付けましょう。
さて、報道によると、裏磐梯のデコ平に「アサギマダラ」が飛来し始めたということです。今月末まで何回か観察会も開かれるようです。下の写真は、昨年、夏休み行われた「アサギマダラ」の鑑賞会の様子です。アサギマダラは、アゲハチョウほどの大きさで、旅をする蝶として有名です。羽に印をつけたものの中には、2000kmも離れた台湾で確認されたものもあるそうです。
7月下旬から9月上旬までデコ平では、たくさんのアサギマダラを観る事ができます。そのわけは、デコ平には、「ヨツバヒヨドリ」というアサギマダラが好んで蜜を吸う花がたくさんあるからです。ヨツバヒヨドリの蜜には毒があり、その蜜を吸うことで自らを毒蝶とし、長い旅で出会うであろう野鳥などから身を守るともいわれています。 これから季節が進み気温が下がってくると間もなく、デコ平で一休みしていたアサギマダラの南に向かう長い旅がはじまります。


今日の出来事
8月10日(月)、夏休み12日目。今日は、「山の日」です。「山の日」は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨として、2014年に制定された国民の祝日です。本来は、8月11日が「山の日」ですが、今年は東京オリンピックが予定されていましたので、閉会式の翌日となる8月10日になったそうです。
さて、左の植物は何だかわかりますか。自宅で育てているものですが、あまり見たことがないという人もいるかもしれませんので紹介します。この植物は、「落花生」です。子ども達には「ピーナッツ」といった方が分かりやすいかもしれません。楕円形の葉とかわいらしい黄色い花が咲きます。この落花生の実の付け方が面白いのです。黄色い花は朝方に咲き、花粉がめしべに付き自家受粉します。そして受粉した後1週間ほどで豆のもとになる子房の付け根【子房柄(しぼうへい)】がどんどん伸び、やがて土に3~5センチほど刺さります。土に刺さった子房は膨らみ、中に豆ができます。土の中で80日ほど成長すると収穫できます。
花が落ちたところの土の中に豆のさやができることから、「落花生(らっかせい)」と呼ばれるようになりました。



(写真の赤丸で囲まれているところが子房柄です。)
今日の出来事
8月9日(日)、夏休み11日目。今日も太陽は見えず涼しい日です。今日、8月9日は、「長崎原爆の日」です。広島に原爆が落とされてから3日目の出来事でした。午前11時2分に落とされた原子爆弾によって長崎市では、この年の12月までに約7万人以上の方々が亡くなっています。そしてまた、広島市同様、その後の放射線による健康障がいで今もなお多くの方々が苦しんでいます。
昨日ラジオを聞いていると、「おこり地蔵」というお話が朗読されていました。原子爆弾が落とされた広島のお話でした。とても心に響いたので、あらすじを掲載します。ぜひ、原文を読んでみてください。
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「おこり地蔵」のあらすじ 作 山口勇子
戦争の真っただ中、ある広島の路地に「わらいじぞう」と呼ばれる、笑顔のお地蔵さまがありました。ある日、青いスカートをはいた女の子がお地蔵さんの前を通って「おじぞうさん わらってる、うふふふ」とスキップをしながら通り過ぎていきました。
真夏の朝のその日もお地蔵さんは笑っていました。突然、アメリカの飛行機が空に現れて、爆弾を落としていったのと同時に、広島の町はものすごい音と光に包まれました。全てのものが吹き飛ばされて、あちこちで炎が燃え上がり人々の叫び声が響いていました。お地蔵さんも吹き飛ばされて、体は砂の中に埋まって笑った顔だけが出ていました。お地蔵さんの前をやけどを負った人やボロボロの服を着た人たちが逃げまどっていました。翌日、火の消えた広島の街には何も残っていませんでした。あちこちに死んだ人が倒れていました。 お地蔵さんもまだ砂の中に埋まっていると、向こうからボロボロの服を着た裸足の女の子が歩いてきました。よく見ると、あの青いスカートをはいてお地蔵さんを見て嬉しそうにスキップしていった女の子でした。女の子は大きなやけどをしていて、お地蔵さんの前で倒れてしまいました。そして、「母ちゃん、水」と言いました。「水、みず・・」と女の子の声はだんだん小さくなっていきました。すると、おじぞうさんの笑顔がだんだん何かをにらみつけるような怖い顔に変っていき、まるで仁王の顔になりました。そして、おじぞうさんの目から、ぽとり、と次々に涙が落ちて女の子の口の中に入っていきました。女の子は涙の水を飲み終えると、「かあちゃん・・。」と言って少し笑い、そのまま動かなくなりました。 そのとたん、おじぞうさんの顔は崩れ落ち、おじぞうさんは体だけになってしまいました・・・。
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戦争は、多くの人々の命を奪い未来を奪っていきます。そして人々の心の中におおきな悲しみや怒りを残していきます。戦争はどんな理由があっても許されない、あってはならないものだと思いました。
今日の出来事
8月8日(土)、夏休みも10日目になりました。昨日、今日と天気は曇や雨で、比較的涼しい日が続いています。
間もなくお盆の時期になります。この時期は、家族で過ごす時間も多くなると思います。団らんの時間をゆっくりと過ごすためにも夏休みの課題を計画的に進めていくとよいかもしれません。
さて、それではなぜ勉強はしなければならないのでしょう。高校受験で困らないように・・、将来自分が希望する職業に就くために・・・。「将来、どんな仕事をしたいかなんて、まだ、決まってないよ。」そんな子ども達の声も聞こえてきそうです。勉強をすることに越したことはない事は知っているのに、その理由を聞かれるとうまく答えられない。勉強をしなければならない理由・・・そんな事を考えている時、子どものころ観ていた「ひょっこりひょうたん島」というテレビ人形劇を思い出しました。その番組では、テーマソングのほかに劇中で「勉強なさい」という歌が歌われていました。子ども達と先生の掛け合いで歌われる歌です。こんな歌です・・・。 (古い歌ですが、youtube でも聞くことができます。)
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「勉強なさい」 作詞;井上ひさし 山本護久 作曲;宇野誠一郎
(子ども) 勉強なさい 勉強なさい 大人は子どもに命令するよ 勉強なさい 偉くなるために お金持ちになるために あ~ あ~ あ~ あ~ そんなの聞き飽きた
(先生) いいえ、賢くなるためよ 男らしい男 女らしい女 人間らしい人間 そうよ人間になるために さあ! 勉強なさい
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勉強するのは、えらくなるためでもなく、お金持ちになることでもなく、人間になるためだといっています。
さらに、ベストセラーを漫画化したことで少し前に話題となった「漫画 君たちはどう生きるか」(吉野源三郎 作 羽賀翔一 画)の中には、勉強する理由について次のように書かれています。

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ひとりの人間として経験できることには限りがある。しかし、人間は言葉や書物でそれぞれの経験を伝え合うことができる。そして、できるだけ広い経験を、それぞれの方面から、矛盾のないようにまとめあげていったものが学問である。学ぶことで、経験を先人から受けついで、そのうえで新しい経験を積んできたからこそ、人類は進歩することができた。できるだけ学問を修めて、今までの先人の経験や知見を学ぶことは、人間だけができることであって、今を生きる私たちは、その上に立ってまだ解くことができていない問題を解決するために力を注いでいく事、そして自分自身の生み出した新たな経験や知見を子孫に伝えていかなければならない。
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勉強をしなければ、先人がせっかく残してくれた経験や知見を身に付けることはできません。勉強していない者は、新しい未来を創ることはできません。
「勉強する事」には、人間になるため、よりよい人間として生きるため、深い意味があるようです。
今日の出来事

「 菜の花や 月は東に 日は西に 」(与謝蕪村)
俳人であるとともに画家であったというだけあって、美しく雄大な風景がイメージできる俳句です。
さて、解答です。
第1問 この俳句の季節はいつ?
解答; 「菜の花」という表記から、季節は「春」であることが分かります。
第2問 この時の月の形は?
解答; 「月は東に 日は西に」という表記から、太陽、地球、月が一直線に並んでいることが分かります。このような並びの時は、月の形は満月になります。
どうですか? 簡単だったでしょうか。

(月の満ち欠けの仕組み)
今日の出来事
今日、8月6日は、「広島原爆の日」です。広島市に原爆が落とされたのは、1945年8月6日、午前8時15分の
ことでした。今から75年前になります。これにより、広島市は壊滅、その年の12月までの死者数は約14万人にのぼるとされています。原子爆弾による放射線は、その後も長期にわたってさまざまな障がいを引き起こし、被爆者の健康を現在もなお脅かし続けています。
広島市の平和記念公園では、毎年、平和を祈る式典が行われています。今年は、新型コロナウイルス感染防止のため、規模を縮小して午前8時より式典が行われたそうです。
今日以降も8月9日の長崎原爆の日、8月15日の終戦記念日と戦争について考える機会となる日が続きます。私たち大人は、二度とこうした悲劇が起こらないよう、子どもたちに歴史をしっかり伝えていかなければならないと思います。
今日の出来事

8月6日(木)、夏休み8日目です。今日も朝から天気が良く、午前10時の気温は28度まで上がっています。
今日は、PTA教養委員会主催の行事が行われています。その様子は、後ほどお知らせします。
さて、下の写真は、今朝5時頃に西の空高くに残っていた月です。昨日、8月5日が満月でしたから若干かけた月です。それにしても日の出の時刻が遅くなったなあと感じます。


以前、満ち欠けの学習は6年生で行うという話をしましたが、教科書には、まとめの問題としてこんな問題がでていました。ちょっと考えてみてください。
問題; 江戸時代に画家でもあり俳人でもあった与謝蕪村という人がいました。蕪村の詠んだ有名な俳句に次のようなものがあります。
「菜の花や 月は東に 日は西に」
さて、第1問です。この俳句を詠んだ季節は?
第2問です。この俳句の月は、どんな形だったでしょうか。(満月?半月?三日月?新月???)
答えは、後ほど掲載いたします。