北一中ブログ

日誌

学校保健講座及び学年保護者会

 3月18日(月)に学校保健講座と第1学年及び第2学年の学年保護者会が行われました。

 学校保健講座は講師として、福島県警察本部少年女性安全対策課会津サポートセンターに勤務されている花見好美先生をお招きして実施しました。講座の演題は「情報モラル教室 楽しく安全にインターネットを使おう」でした。花見先生は日頃の勤務から中学生、高校生と関わることが多く、ご自分の体験も交えてわかりやすくお話ししてくださいました。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  現在、スマートフォンはとても身近になり、小中学生でも所持することが多くなっています。しかし、それに伴ってSNSやインターネットトラブルで事件・事故の被害者になったり、ときには加害者になったりすることも増加しています。しかも、ここ数年で小学生、中学生が事件・事故に巻き込まれる割合が急激に増加しているとのことでした。

 だからこそ、子どもと保護者が話し合ってスマートフォン使用に関する家庭でのルールを決める必要があること、保護者が子どもにスマートフォンを与えたという責任の基に「ペアレンタルコントロール」を行う必要があることについての話がありました。

 まだご家庭でスマートフォン使用についてのルールを決めていない場合は、今回の講座の内容がはっきりと残っているうちに話し合いの時間を取っていただきたいと思います。

 スマートフォンはとても便利な機器ではありますが、使い方を誤ると子どもだからといって許されない事態も起こりえます。そのようなことにならないように、保護者の皆様の見守りと支援の基に、スマートフォン等を扱う生徒自身に適切に利用するための意識を培ってほしいと思います。

 

 学校保健講座の後には、本年度最後となる1、2学年の保護者会が行われました。

【第1学年保護者会の様子】

  

【第2学年保護者会の様子】

  

 第1学年保護者会、第2学年保護者会ともに平日の仕事がある時間帯にも関わらず多数の保護者の方が出席してくださいました。

 それぞれの保護者会場で生徒自身が1年間を振り返って自分の成長したところや、感想を述べる映像が流れていました。生徒自身の言葉からもこの1年間の成長を感じることかできたかと思います。

卒業証書授与式、卒業生の見送り

 3月13日(水)に卒業証書授与式が挙行されました。多数の来賓の方、保護者の方に見守られて無事に卒業証書授与式を終え、15名の卒業生が晴れやかな顔で学び舎を巣立って行きました。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  在校生及び卒業生による式歌も、これまでの練習の成果が表れ、卒業証書授与式にふさわしい合唱となりました。

 

 卒業式後には、卒業生の最後の学級活動と卒業生の見送りが行われました。前日からの降雪の影響で屋外は足下がぬかるんでいたため、本年度は校舎内での見送りとなりました。

   

  

  

  

  

  

  

  

  

 卒業証書授与式を迎えたこの日、卒業生15名の誰1人欠けることなく、そして全員が笑顔で中学校3年間及び義務教育9年間を終えられたことを心よりお祝い申し上げます。

 また、これまで陰日向で卒業生を支えてくださいました、来賓の皆様方、地域の皆様方に厚く御礼申し上げます。

 

「3.11を忘れない集会」及び「ALT、スクールカウンセラーとのお別れの会」

 去る3月11日(月)に「3.11を忘れない集会」を行いました。この集会は、14時46分の黙祷から始まりました。本校の鈴木雅彦校長が講師を務め、まず前編では、東日本大震災を皮切りに、熊本地震、能登半島地震について、生徒が状況をイメージしやすいように映像を交えた話がありました。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  東日本大震災で福島県民がつらい思い、大変な思いをしていたときに手を差し伸べてくれた方達がいました。そして、自分たちが苦しいときに手を差し伸べてくれた人がいたから、熊本地震や能登半島地震でつらい思いをしている方達に自然と手を差し伸べる福島県民がいること、そこから鈴木校長は生徒達に「あなたにできることは何ですか」「今、しなければならないことは何ですか」という強いメッセージを発信していました。

 

 さらに、後編では鈴木校長が若かりし日に台湾日本人学校に勤務していた頃の体験が語られました。奇しくも鈴木校長は台湾大地震が起きたとき、震源にほど近い台北に住んでいました。普通に日本で教員として勤務していたならば、遭遇することのなかった大地震です。

  

  

  

  

  

  

  

  

 校舎が使えなくなった日本人学校のために、場所を提供してくれた幼稚園がありました。そこには、「日本人だから」という壁はありませんでした。東日本大震災の際は、鈴木校長の携帯電話には台湾からの着信が止むことがなかったそうです。こうして結ばれた鈴木校長と台湾の人々との絆は今も続いているそうです。「国境を越えても人の思いは変わらない」、鈴木校長が台湾で築いた絆は20年以上の時がたっても途切れることはありません。

 そして、これは鈴木校長に限ったことではありません。

 日本で行われたWBC第2次ラウンドの台湾戦、「台湾にお礼をしよう」と呼びかけた日本人がいました。「台湾ありがとう」というメッセージを掲げた大勢の日本人が球場のスタンドにいました。これは、台湾大地震の際に台湾に支援を行った日本に対して、東日本大震災が起こったとき、真っ先に駆けつけてくれたのが台湾だったからです。

  

  

  

 この試合、厳しい接戦を制したのは日本でした。敗戦の台湾選手には悔しい思いもあったはずです。それにも関わらず、試合後にマウンドを背にして円になり、球場内の全ての観客に対して深々と礼をする台湾選手の姿がありました。日本中の人がその姿に心を打たれ、日本と台湾との絆を実感した出来事でした。

  

  

  今回の鈴木校長の話を聞いて、忘れてはならないことがある、ということを改めて胸に刻んだ生徒が数多くいたことと思います。

 最後に、「おまけ」と称して流されたのが下の映像です。

 

 22年の時を経て、美しい近代の都市に生まれ変わった台北です。この姿になるまでには並々ならぬ苦労があったことと思います。そして、その裏には国境を越えた人々の気遣いや支え合いがあったのです。

 

 本校の生徒には、「相手をいたわる『こころづかい』」、「だれにでも見える『思いやり』」を素直に表せるように成長することを願ってやみません。

 わずか1時間とは思えぬほど、貴重な時間となった「3.11を忘れない集会」となりました。

 

 「3.11を忘れない集会」の後、ALTのシャーネル先生とSC高梨さんとのお別れの会がありました。

 スクールカウンセラーの高梨さんは、この日が最終週勤務日ということでご挨拶をいただきました。

 また、ALTシャーネル先生はこの度、母国カナダに帰国するとのことでした。本校生徒と小学生のだった頃から関わり、英語教育に尽力していただいたことに感謝申し上げます。

  

  

 スクールカウンセラーの高梨さんには、その温かい人柄で生徒が大変お世話になりました。次年度以降のことはまだ分かりませんが、またご縁があることを願っています。

 ALTシャーネル先生におかれましては、母国カナダに帰国してからのますますのご活躍を祈念いたします。

 これまで本当にありがとうございました。

3年生を送る会

 3月8日(金)の午後には生徒会の企画による「3年生を送る会」が行われました。

  

 まず行われたのは、「ジェスチャー伝言ゲーム」です。上段右端の写真は、生徒会役員による実演を兼ねた説明です。

 説明後、3班に分かれて並び直し、ゲームがスタートしました。先頭の生徒が答えを書くボードを持ち、全員が前を向いて並んでいます。後ろの生徒が前の生徒の肩をたたき、肩をたたかれた生徒だけがジェスチャーを見ます。そして、覚えたらまた前の生徒の肩をたたいて……と、先頭まで伝えるゲームです。

  

  

 上の段中央が先頭の生徒が考えた1問目の解答です。写真をご覧の方は、答えが分かったでしょうか?ちなみに1問目の正解は「ドラえもん」でした。

 続いて「伝言ジェスチャーゲーム」2問目です。

   

  

  2問目の正解が何か、写真をご覧になってひらめいたでしょうか……?2問目の正解は「あかべこ」でした!

 

 続いて、ゲームは「ジェスチャー伝言ゲーム」から「口パク伝言ゲーム」になりました。これは、後ろから前に口パクで言葉を伝えていくゲームです。

  

  

 またもや解答は3班ともバラバラになりました。ちなみに、この問題の正解は「あんぱんまん」でした。

 次の問題は「スケッチリレー」です。このゲームは1人持ち時間10秒でボードに絵を描いて前に回し、どんどん書き加えて先頭まで回すというものです。

  

   

  

 3班とも個性的な絵が先頭に届きました。ちなみに正解は「スパイダーマン」でした!正解を知った上で改めて描かれた絵を見てみると、なんとなく鋭い目つきが特徴を捉えているように思えてきます。

 次も「スケッチリレー」です。

  

  

 この問題は3班とも「プーさん」と解答しました。そして、正解は……「プーさん」!難問続きだった本日のゲーム、初めての正解です。

 次も、「スケッチリレー」です。下の写真がそれぞれの班の解答です。

  

 そして、正解は「ヒカキン」でした!

 次に行われたゲームは、図書室に隠された3学年担任の写真を探すというものです。また、それぞれの写真の表情によってポイントに違いがあります。

 どの班も必死かつ楽しげに、図書室にある写真を探していました。

 まずは1班目のチャレンジです。

   

   

 続いて2班目のチャレンジです。

  

  

 そして、最後の3班目のチャレンジです。

  

  

 それではここで、どのような写真がどのように図書室に隠されていたのか、いくつかご紹介します。

 

 

 なるべく自然に見えるように、生徒会役員が知恵を絞ったことが感じられます。

 ゲームの後は、3年生の暴露話(?)と1、2年生へのメッセージでした。3年生一人ひとりが手作りのサイコロを振って上になった面に書いてある話をしてから1、2年生へのメッセージを伝えました。

   

  

  

  

  

 

 3年生はそれぞれ自分の失敗談や恋の話、受験や卒業を控えた時期になって感じたことからの後輩へのアドバイスなど、様々な話をしてくれました。

 そして、最後に1、2年生から3年生に色紙を手渡し、3年生の退場をもって会を締めくくりました。

  

 この3年生を送る会からは、生徒会役員が限られた空間でどのようなゲームをすれば3年生に楽しんでもらえるかを本当によく考えたことが感じられました。事前の準備の甲斐があって、3年生も1、2年生も存分に楽しみ、お互いの絆を深め合うことができたと思います。

卒業式予行

 3月8日(金)には卒業式予行が行われました。ですが、まずは前日17時頃の体育館の様子を紹介します。

  

 これらのシートは、教職員の力を借りることなく、また教職員の指示を受けることもなく、3月7日(木)の放課後に1、2年生の生徒達が力を合わせて敷いてくれたものです。生徒達だけでできるだろうか、大丈夫だろうかと心配していたことが恥ずかしくなるほどきれいに敷かれたシートを見たとき、1、2年生の成長と頼もしさを感じました。

 

 3月8日(金)は卒業式予行に先立って、中体連功労賞の表彰が行われました。

 

 受賞したのは3年生1名ですが、これまで1、2年生のよき手本として部活動をリードしてくれた3年生全員に感謝します。

 

 今回の卒業式予行は、できるだけ本番の式に近い形で行われました。感染症対策としてマスクは着用していたものの、服装は全員が制服、防寒着は着用しないで行いました。

   

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

 式当日とほぼ同じ服装で、途中で進行を止めることなく一通り最初から最後まで行いました。今までの練習よりも緊張感が漂う中での卒業式予行となりました。そして、今回の卒業式予行をもって、いよいよ3月13日(水)卒業証書授与式を迎えるのみとなりました。

 卒業証書授与式でこれまでの練習の成果を全校生が発揮することを期待しています。

卒業式・式歌練習②

 3月1日(金)に第2回卒業式・式歌練習が行われました。前回の練習の成果もあって、立礼、座礼、拍手がそろうようになってきました。今回の式練習は2回目ということもあって、生徒の動きに関わる部分を中心に実際の進行順に練習しました。

  

  

  

  

  

  

 次の場面は、式次第の順序に従って式歌を歌っているところです。

  

 

 そして、卒業式練習終了後に、2年生からのサプライズで県立高校入試と卒業を控えた3年生に向けてエールが送られました。本校の生徒の繋がりが強く感じられる場面で、心が温かくなりました。

  

 

 サプライズのエールの後は、3年生と1、2年生に分かれて式歌練習を行いました。今回は3年生が体育館、1、2年生が音楽室で式歌練習を行いました。下の写真は3年生の式歌練習の様子です。

  

 

 続いての写真は、音楽室での1、2年生の式歌練習の様子です。

  

 

 3年生も、1、2年生も前回の卒業式練習とその後の式歌練習の時よりも声が出て上手に歌えるようになっていました。

2年美術作品紹介

 「最近空気中に何かいる」というテーマで2年生が制作した美術作品が、2階ワークスペースに展示されていましたのでご紹介します。

  

  

  

  

  

    

  

  


 

 生徒達の想像豊かな心が作品から垣間見えます。一つ一つの作品から「何」が空気中にいると感じたのか、見ているだけでも楽しくなる作品ばかりです。

思春期講座及び3年保護者会について

  2月16日(金)に3年生を対象として、会津中央病院助産師の弦巻優貴子先生を講師にお招きして「意外と知らない性と生殖」という演題で思春期講座が行われました。この思春期講座はこれまで保健体育等の学校教育で積み重ねてきた性教育の最後のステップとして位置づけて毎年行っています。
 今回、弦巻先生はさまざまな道具を準備してくださり、視覚的なイメージとして捉えやすい講演を行ってくださいました。また、避妊具を実際に生徒に配って説明をするなど、専門家だからこそ踏み込める形でのお話をしていただいたことがとても生徒のためになったと感じています。

  

  

  

  

  

 

 中学生は二次性徴を迎え、その特徴が体にはっきりと表れ始める時期です。何も知らなければその変化に戸惑うばかりであろう生徒達に正しい性知識を伝えていただいたことに、弦巻先生に重ねて感謝申し上げます。


 思春期講座の後には、3年生保護者の皆様にとっては最後となる学年保護者会が行われました。お忙しい中にも関わらず、多数の保護者の皆様にご参加いただきましたことに感謝申し上げます。

 

 

中学校体験入学について

 2月16日(金)にさくら小学校6年生児童を本校に迎えて、中学校体験入学が実施されました。この日のために本校の1、2年生はわかりやすく中学校のことを伝えることができるように準備を重ねてきました。

 まずは、2月8日(木)の本校1、2年生徒による事前準備の様子です。

  

  

  

 写真のようにそれぞれの小グループで「小学6年生にどのようなことを伝えればよいか」、「どのようにすればわかりやすいか」などを考え、プレゼンテーション資料や発表原稿を作成したり、役割分担を考えたりしました。

 2月16日(金)当日、本校の1、2生は小学6年生が来校するのを今か今かと待ちわびていました。普段は昼休みの時間一杯バスケットボールなどをして過ごす生徒からも「13時20分には食堂にいた方がいいですか。」(小学生の来校予定時刻は13時40分です)との声が聞かれるほどでした。

 下の写真は、当日のワークスペース(1、2年教室前)の様子です。これまでに準備した資料が並べられていました。

  

  

 これらの資料を見ただけでも、小学6年生を歓迎する生徒達の気持ちが伝わるかと思います。

 いよいよ来校した小学6年生を本校2年生が昇降口で出迎え、食堂に案内しました。

  

 小学6年生の保護者の方を含めて全員がそろったところで日程確認を行い、その後、3班に分かれて本校2年生が小学6年生をエスコートして校舎案内を行いました。

  

  

  

  

  

  

 校舎案内では学校施設に加えて、1年生及び3年生の授業の様子も実際に教室に入って参観しました。中学生の授業を参観した小学6年生よりも、参観された1、3年生の方が緊張していたようにも見受けられました。

 校舎案内を終えて再度食堂に集合し、全体会が行われました。全体会の司会、開会の言葉、歓迎の言葉はすべて本校生徒が行いました。続いて本校校長から小学6年生に向けて「欲しいものがあるなら、ただ欲しいというのではなく、自分の力で努力してつかみ取らなければならない」、「始める前からできなかったときの言い訳を先に考えてはいけない」という話がありました。さらに、生徒指導担当教師から学校生活の決まりごとについての話、学習担当教師から中学校での学習についての話がありました。

  

  

  

  

  この後、中学2年生が小学6年生及び保護者の方を1年教室、2年教室、美術室にエスコートして小グループで中学校生活について生徒の目線からわかりやすく伝えました。昨年度まではこの本校生徒からさくら小学校6年生への説明も、教師からの説明と同様に全体会の中で行っていました。しかし、それでは小学6年生によく伝わらないままになっているのではないか、小グループで面と向かって話したり、疑問に答えたりした方がしっかり伝わるのではないか、という案が出され、今回の形式となりました。

  

  

 

 最後に小学校6年生は16時まで部活動見学を行い、本校を後にしました。

 令和6年度4月8日に本日訪れた小学校6年生が新入生として入学してくることを心待ちにしています。