日誌
1、3学年森林環境学習
9月4日(月)に1学年と3学年の森林環境学習が行われました。この日の裏磐梯の天気予報は雨であり、天候が心配されました。第1学年の日程は、多少計画を変更したものの屋外での活動を無事に行うことができました。
まずは第1学年の森林環境学習の様子をご紹介します。
学校を出発して最初に向かったのは裏磐梯噴火記念館です。
続いて向かったのは裏磐梯スキー場です。本来の予定ではスキー場の上まで徒歩で登り、さらに銅沼周辺を散策する予定でした。しかし、小雨が降り続いていたため、桧原湖が見えるところまで登って景色を眺め、その地形ができた由来をエコツーリズム協会のガイドの方から聞いた後、下山してバスに戻りました。
裏磐梯スキー場を後にしてバスで向かったのは、裏磐梯ビジターセンターです。ここから五色沼遊歩道を柳沼周辺まで約3.4キロメートル歩きました。途中でエコツーリズム協会のガイドの方から植生や水質についての話を聞いたり、検査紙で水質を確認したりしながら有意義な時間を過ごすことができました。
次の3枚の写真は「同じ沼でも水質の違いによって色が変化すしている」ことが分かるように撮影した写真です。緑色とそれよりも澄んだ色の違いが写真からも少し分かるかと思います。
また、何名かの生徒が代表して検査紙を用いて水質検査をしました。その結果、水質は弱酸性であることが分かりました。中には強酸性の沼もあり、そこでは魚は生活できないためいないとのことでした。
柳沼周辺の物産館に着いてから、途中(上の写真)で試験管に採取して強アルカリ性の水を加えた沼の水がどのようになっているかを確認しました。すると、白い沈殿物が生じていることが分かりました。これは沼の水が賛成だからこそ表れる特徴です。
昼食は物産管内で取らせていただきました。「こちらが空いてますよ」「こちらも使えますよ」と、物産館で働いている皆様に親切にしていただきましたことに、この場をお借りして御礼申し上げます。
余談ですが、ちょうど昼食を取り始めたときに強い雨が降り出しました。天候を考慮して日程を変更したため、強い雨に降られることなく活動を終えることができました。
昼食後に1日お世話になったエコツーリズム協会のガイドの方々にお礼をし、帰校しました。今回の活動やSDGs課題探究型学習をとおして、自分たちが住む北塩原村について様々なことを知ったり、考えたりするようになってほしいと思います。
次にご紹介するのは、第3学年の森林環境学習の様子です。3年生は柏木城跡、穴沢一族五輪塔、桧原歴史館見学、大山衹神社、そして守り狐の制作と森林とともに北塩原の歴史に触れる行程で活動を行いました。
まずは、柏木城跡見学の様子です。エコツーリズム協会のガイドの方にていねいに説明していただきながら、歴史感あふれる山路を歩きました。
柏木城跡を実地に歩いて体験的な学習をした後、バスから穴沢一族五輪塔を見学し、大山衹神社に向かいました。
次に訪れたのは桧原歴史館です。さまざまな展示物を見て、北塩原村と桧原湖の歴史について思いをはせていました。
桧原歴史館見学の後、守り狐の制作を行いました。事前に考えていたデザインを基に、一人ひとりが思い思いの守り狐を制作していました。
今回の森林環境学習で学んだことを今後に活かしてほしいと思います。また、活動の中で作成した守り狐が一人ひとりにとって良い思い出の品となるとともに、よい御利益があることを願っています。
なお、本校の森林環境学習実施に当たっては、福島県森林環境税を活用しています。