2021年10月の記事一覧
月の見える位置は、時刻によってどのように変わっていくだろう(4年理科)
同時に進めていた単元の学習がひと段落したので、今日は、月の学習に戻りました。今日のめあては、「月の見える位置は、時刻によってどのように変わっていくだろう」です。月の動きについては、すでに観察してあったので、今日は、黒板に16方位を描き、そこに月は時刻によってどのように動いたか、観察の結果を描き込んでもらいました。(16方位については、難しいかなとも感じましたが、観察を16方位で調べてきた子がいたので、まあ、本校の4年生なら理解してくれるだろうと考え、16方位に観察の結果を描き込ませました。)描き込みを始める際に、「先生、どうして右が西なの?」「南に向かって立っているからだよ。」「あ、そっか。」というようなやり取りもありましたが、何とか観察結果を描き込むことができました。(ちょっと密な状態になりましたが、無言で活動しました。)その結果、半月でも満月でも時刻によって東の方から南を通って西に位置が変わっていく事に気づきました。「月の動きは、太陽と同じなんだ。」そんな声も聞こえてきました。その後、動画を観たりしながら月の動きを確認しました。
本当は、最後に、教室に東西南北を示し、棒の先に紙に描いた月を付けた物を持って、月の動きを全員に動いて表現してほしかったのですが、残念ながら時間切れ、本日は終了となりました。次の時間は、星の動きを学習していく予定ですが、その前に、今日できなかったことをやってもらおうかと考えています。
私の観察記録も学習の参考に提示・・・
鑑賞教室を行いました。
10月5日(水)、鑑賞教室を行いました。今回、来校してくださったのは、劇団角笛の皆さんです。「角笛シルエット劇場」と題してかげ絵を使って素敵なお話を聞かせてくださいました。お話は、「ももたろう」と「花さき山」でした。かげ絵というと真っ黒なイメージがありますが、下の写真のように色とりどりで、それはそれはきれいなかげ絵でとても感動しました。
そして、お話を聞くだけでなく、手かげ絵を教えていただいたり、かげ絵の人形を実際に操作してみたり、かげ絵について学ぶこともでき、とても楽しい時間を過ごすことができました。最後に6年生のHさんが劇団角笛の皆さんに心を込めてお礼の言葉を述べ、鑑賞教室は終了しました。劇団角笛の皆さん、「芸術の秋」にふさわしい楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
今日の給食です。
10月6日、今日の給食です。
メニューは・・・・・
・ごはん ・牛乳 ・味噌汁 ・牛乳メンチソースカツ
・ゆかり漬け ・ひと口梨ゼリー でした。
今日は、3.4年生の様子をアップします。メンチカツ大人気でした。ソースもとてもおいしかったです。
今日の一口メモです ☆☆☆☆☆☆
今日は、ご飯の上にソースカツをのせると、牛肉メンチソースカツ丼になります。ソースはセンター手作りのソースで、とってもおいしくできました。残ったソースは、ご飯にかけるとまたおいしくいただくことができます。デザートは、福島県産の梨のゼリーです。
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高原大根の収穫に行ってきました。(3,4年生総合的な学習)
裏磐梯の大事な産業の一つである高原野菜、3,4年生は総合的な学習の時間でその栽培を体験しました。
7月13日(火)にPTA会長さんの畑で、会長さんに教えていただきながら大根の種まきをしました。
その後、大根はすくすくと育ち収穫の時期を迎えました。本当は、先週の金曜日に収穫を行うはずでしたが、あいにくの雨で延期となり、今日10月5日(火)に収穫となりました。大根は、大きく育ち、抜くのにとても力がいりましたが、子ども達は楽しくて楽しくて、休むことなく一生懸命大根を抜きました。そんなわけでトラクターの荷台はすぐにいっぱいになりました。その後、大根洗いも体験させていただきました。PTA会長さんのお宅では、できた野菜を自宅の直売所で販売しているそうです。まさに地産地消です。(5年生は社会科で、日本の食料自給率は約40パーセントほどで食料の多くを輸入に頼っている事を学びました。食料を輸入にばかり頼っていたのでは、安定した食料の確保が難しくなることも考えられます。これから先も日本人の食料を安定して確保するためには、食料自給率を上げる事、そのための大事な取り組みに一つに地産地消があることを、今日の社会科の学習で学びました。ですから、3,4年生が今日体験してきたことは、5年生にとってもよい教材となります。)
一生けんめい、働いたご褒美に、ほっぺたが落ちるほど甘いトウモロコシをいただきました。そして、お土産に、こちらも甘さのあるおいしい大根もいただきました。
PTA会長様、子ども達にとって忘れられない思い出の学習になりました。お忙しい中のご指導、また子ども達のために様々なご配慮をいただきましてありがとうございました。心より感謝申し上げます。
校長室から 10/5
6年生のKさん
2学期が始まってすぐ、5・6年生が恒例のあいさつ運動に校長室に来てくれました。夏休み明け直後ということもあり、あいさつの後の話題は「夏休みの思い出話」だろうなと思っていました。ところが、6年生のKさんがあいさつの直後に口にした言葉は、私をはっとさせるものでした。
「今、悩んでいることがあります。」
自分が学級担任だった頃であれば、それほど身構える言葉ではなかったのでしょうが、子どもの口から聞くのは久しぶりだったので、緊張感を持ってKさんの話を聞きました。
「新型コロナウイルスのワクチン接種を受けるかどうかで悩んでいます。最近お母さんがワクチン接種をしたんですが、お母さんの副反応がとても大きくて・・。ワクチン接種をするべきかどうか、校長先生はどう思いますか?」
Kさんの質問に心が震えました。副反応が出てしまって辛い思いをしているお母さんを見ていたKさんの姿、家族でKさんのワクチン接種をどうしようか話し合っている姿、自分なりにワクチン接種の副反応について調べ思い悩んでる姿が浮かびました。そして、校長としてではなく一人の大人の意見として聞いてほしいと伝え、慎重に言葉を選びながら伝えました。
親子だから体質は似ているだろうけれど、必ずしも同じではないので、副反応も同じとは限らないこと。かかりつけのお医者さんに相談して、そして色々な情報を集めて、納得できる判断をすることが大切であること。
それを伝えました。Kさんはとても真剣に聞いていました。同じグループの他の子ども達もとても真剣に聞いていました。相手が子どもだからという、いい加減な気持ちで応えるのは大間違いだと、今更ながら感じました。
新型コロナウイルス感染症の拡大時、テレビ等では、路上で座り込んで飲酒したり、河川敷をバーベキューのゴミで汚してしまったり、マスクもせずフェスで大騒ぎをしたりする嘆かわしい大人の姿が映し出されました。私は一時期、日本の将来を憂いました。しかし、Kさんが真剣に考えている姿、そのやりとりを真剣に聞いてる子ども達の姿を見て、この子ども達がいれば裏磐梯の、北塩原の、日本の、地球の将来はきっと大丈夫だ!!と思えました。私達大人は、子ども達の真剣な思いに応えられる大人にならなくてはいけないなと強く思いました。
9月の中旬。5校時の6年生の授業を見に行きました。Kさんの姿が見当たらないのでキョロキョロしていると、近くの子が「Kさんはワクチン接種に行きました」と教えてくれました。Kさんとのやりとりを思い出し、『Kさん、色々と納得できたんだな』と安心しました。そして気にかけていた副反応は、「翌日に熱が出ただけで、そのほかは大丈夫でした!」とのことでした。
裏磐梯小学校の子ども達は素晴らしいです。
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